第15回おでかけ朗読の報告 | 前の報告 | 最新 | 次の報告 |

 リスナーの皆さんのリクエストにお答えして、保育所や老人施設、絵本サークルなどにアナウンサーが出向く「おでかけ朗読」。
15回目は、平成14年2月19日(火)に行われ、高井アナウンサーと中村アナウンサーが芦屋市立宮川小学校にお出かけしました。
今回は、高井アナ・中村アナのダブルリポートです。




さすが6年生しっかり
聴き入ってくれました。


懐かしの給食いただきまーす!

「6年生を前にしての朗読・高井アナの巻」

 久しぶりの「おでかけ朗読」。前回は小学1年生でしたが、今回はぐっと年上の6年生です。そこで、読むのもただ「かわいい」「楽しい」というより内容がしっかりしているものを選びました。
その作品は、末期ガンに侵されているロンという迷い犬と少年との心暖まる交流を描いた「ロン」。作者の甲斐裕美さんは、ホスピスでボランティアをし、その経験からこの素敵なお話が生まれました。
日当たりの良い明るい視聴覚教室の床に座り、30分ほどの話を、皆しっかり聞いてくれました。
途中、子供たち、お母さん方のすすり泣く声も聞かれましたが、真剣なまなざし、暖かい雰囲気に包まれての朗読でした。
質問コーナーでは、「どう読んだら感動させられるのですか?」「どんな事を考えて読むのですか?」「ニュースを読む時はドキドキしますか?」といったものから「SMAPに会った事がありますか?」までいろいろ飛び出しました。「読む人が読む人だけに、とても良かったです。」というお褒めの言葉もいただきました!?今時の6年生ってどんな感じかなぁと思っていましたが、まだまだかわいいですね。
懐かしの給食いただきまーす! 授業のあとは、給食を皆で食べました。久しぶりの給食は、おいしく、楽しかったです。
 (牛乳瓶のキャップをあけるのが、懐かしかった!)わいわい、がやがや話は尽きず、子供に帰った気がしたひとときでした。
みんな、この春からは、中学生。またひとつ、お兄さん、お姉さんになるのです ね。
今回の朗読が、小学校時代の思い出の一つになれば、幸いです。


しりとり遊びも反応いっぱい!
「初のお出かけ朗読・中村アナの巻 」

 私が担当したのは、1年生の4時間目です。そう!授業を受け持つ。「私が先生!大丈夫なの?」と自分自身かなり心配しながらのおでかけ朗読でした。しかし、何事も案ずるより生むが易し。内容はともかく子どもたちの笑顔が見られた45分間でした。
畳の和室で、1年生、約60人が私を迎えてくれました。
今回読む作品は二つ。ひとつは「しりとりのだいすきなおうさま」という本です。
そこで、「皆さん、しりとりは大好きですか?」と質問してみました。すると一斉に「大好きで〜す!」という良い返事。緊張していた私もすっかりみんなの仲間入りをし、終始リラックスさせてもらいました。
2作品の朗読時間は20分強。最後まで聞いてくれるか心配でしたがおわりには身を乗り出して聞き入ってくれ拍手!花束まで頂きました。
先生というよりも一児童として、私も、『読む・声を出す』と『伝える』ということの違いを教えてもらった4時間目の授業でした。