第13回・14回おでかけ朗読の報告 | 前の報告 | 最新 | 次の報告 |

 リスナーの皆さんのリクエストにお答えして、保育所や老人施設、絵本サークルなどに出向き朗読する「おでかけ朗読」が始まって3年。昨年、新聞で取り上げられたところ、ありがたいことに「おでかけ朗読」の要望をたくさんいただきました。
2月は保育所や小学校など、ほぼ週1回のペースでアナウンサーが伺い朗読しま した。
今回は、2ヶ所まとめて紹介します。豊中市の市立南丘保育所を関岡アナウンサ ーが、淡路島の北淡町にある育波(いくは)保育所を八木アナウンサーが報告します。



反応いっぱいのこどもたち
第13回「おでかけ朗読・豊中市立南丘保育所の巻」

立春といっても、まだまだ冷たい風が吹く2月5日。豊中市にある南丘保育所に私、関岡が行ってきました。
3,4歳のおよそ40人に「にゃーご」(宮西達也 作)と、「おばけがこわい ことこちゃん」(田中清代 作)の2作品を、4〜6歳のおよそ50人の子供たちには、「しりとりのだいすきなおうさま」中村翔子 作)ほか2作品を朗読しました。 好奇心いっぱいの子供たちの目は、きらきら!
 今回、先生のリクエストで「おばけがこわいことこちゃん」を読みましたが、この作品は、小学生向きといわれ、3,4歳の子供たちに内容をしっかり理解してもらえるか、途中で飽きられないか心配でした。ところが、子供たちは、熱心に聴き入ってくれ、こわいおばけが出でくるシーンでは、先生にしがみつく子も・・・
上の組では、「これはのみのぴこ」(谷川俊太郎 作)を読み始めると一緒に声 を出して読む子供たちが続出!暗記している子供たちには驚きました。
子供たちが絵本にのめりこむ姿は、本当に素敵です。
素直な心にもっと本の魅力を伝えたい!そう実感したひとときでした。


一緒に歌ったり踊ったり遊びも


子供たちの可愛いトンネルで
見送ってくれました
第14回「おでかけ朗読・育波保育所の巻」

私、八木は、2月15日、淡路島の北淡町にある育波保育所に行ってきました。少し高台にある保育所は、広い空を独占しているような気分になるすばらしいところでした。
私にとって「おでかけ」は2回目です。朗読の前に、子供達に話し掛けてみまし た。
「みんな何色が好き?」「あか!」「あお!あお!!」「ピンクー!ピンク ー!」一斉に押し寄せる子供達のエネルギーいっぱいの声。
その反応の良さに私も元気をもらっての朗読となりました。
私が読んだ作品は、なかやみわさん作の「くれよんのくろくん」。
ページをめくるごとに「クレヨン」「お花」「葉っぱ」と鮮やかな絵が増えてい く作品です。
子供たちは、まず、絵に反応し、見えるものの名前を口々に復唱します。
そのうち、絵だけでなく私の言葉にうなずき、次に何が出てくるか予測し始めました。
子供たちに伝わっているなと実感した瞬間でした。
帰る時に、みんなが鼻と鼻がくっつきそうなくらい近づいて「また来てね、また来てね。」と何回も言ってくれました。
人懐っこい子供たちに、ご褒美をいっぱい貰ったような気がしました。
次は、どんな子供達と出会えるかとても楽しみです。