第12回おでかけ朗読の報告 | 前の報告 | 最新 | 次の報告 |

「おはなしの扉」では、リスナーの皆さんのリクエストにお答えして、保育所や老人施設、絵本サークルなどに出前朗読を行っています。
平成14年1月28日(月)に12回目となる「おでかけ朗読」が行われ、加藤アナウンサーと上田たかゆきアナウンサー、そして、八木アナウンサーが、羽曳野市立白鳥小学校にお出かけしました。
以下は、八木アナのリポートです。



この3人が5年生に仲間入り
羽曳野市にある白鳥小学校の5年生の皆さんに会ってきました。
私にとって初めての「おでかけ朗読」です。
 私達アナウンサーも授業に参加する形で行われ、5、6時間目に、朗読、ことば遊び、早口言葉などを、子供たちと一緒に勉強しました。
いつもなら子供たちと向かい合う様に座るのですが、今回は私達が子供たちの中に入って先生の授業を一緒に聴くかたちで参加となりました。
うっすら落書の跡のある机や木の椅子の座り心地、ちらっと覗くお道具箱がとても懐かしかったです。


初朗読に緊張ぎみの八木アナ
授業は私達の朗読から始まりました。
お話が進むにつれて、子供たちの目が大きくなり、首も段々前に伸びてくるのがよくわかりましたし、私の真横辺りに座っている子は、机に体ごと乗り出して、一生懸命絵を覗き込んでいました。
子供たちからこちらに向かってくる空気が十分感じられました。「伝わっている!」という感覚は想像以上に心に触れるものでした。
授業の最後に、子供たちがお礼にと歌を歌ってくれました。女の子のソロから始まる「ビリーブ」という曲です。
歌っている子供たちから発せられるエネルギーは想像を絶するものでした。
こうして、報告を書いているだけで涙が出そうになります。


初おでかけの上田アナの話に
聴き入る子供たち
子供たちに接する機会が全くなく、相手のうなずく間や反応を想像だけに頼って朗読の練習をしていた私にとって、直に全身に伝わる子供たちの表情や笑顔は,想像以上に優しく、力強いものでした。
今日の初めての体験は、これからずっと心の励みになりそうです。