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川上さんは、地震計の調整もできてしまう地震の専門家。
阪神大震災のときも神戸海洋気象台にかけつけて、地震観測や分析で寝る時間もなかったといいます。
さて、震源近くにある地震計で地震をとらえておおきなゆれが来る前に知らせてくれるのが、気象庁の「緊急地震速報」。まもなく本格的な運用が始まります。10秒から数十秒前に「もうすぐゆれるぞー」と知らせてもらうだけで、ガスを止めたり、ガラスから離れたり、危険な作業を中断したりできそうですよね。
ただ、すぐ近くで起きる地震の場合は、地震発生とほぼ同時に大きなゆれが来てしまうので効果はありません。耐震補強や家具の転倒防止は引き続き重要な防災対策であることをお忘れなく。
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