大阪メトロ『都島』駅から徒歩5分。
焼き芋やさつまいもスイーツが楽しめるカフェ
「さつまいもと珈琲 時々お茶 佁屋」さんにお邪魔しています。
今回は、店主の西那 麻希(にしな・まき)さんに
【佁のいもこ】【芋密大学芋パイ】【お芋のお団子セット】に関するテクニックを
それぞれお聞きしました!
【佁屋 佁のいもこ】の秘密のテクニック その1
「さつまいもは熟成させた宮崎県産の紅はるかを使い、
冷凍のまま企業秘密の粉につけて揚げる!」
▼「佁のいもこ」はお芋の天ぷら。
さつまいもは熟成させた宮崎県産の紅はるかを使用。
工場で蒸してカットして冷凍したものが送られてきます。
▼店長の西那さんも配合を知らないという専用の粉を、まずは水で溶いていきます。
さつまいもに粉をまとわせたら、きつね色になるまで2分半~3分程揚げていきます。
揚がったら、尖った部分をカットして提供します。
【佁屋 芋密大学芋パイ】の秘密のテクニック その2
「さつまいもは徳島県産の鳴門金時を使い、鹿児島県の保存食『どろあめ』に漬けこんでから、
パイ生地に挟んでオーブンで2度焼きする!」
▼次は、大学芋を挟んで焼き上げるお芋のパイ。
さつまいもは徳島の鳴門金時で、素揚げして『どろあめ』という専用の蜜に漬けています。
これはお芋に麦芽糖を入れて、発酵させて煮詰めたお芋100%の野菜蜜になります。
▼蜜に漬け込んで冷凍したお芋を、パイシートに2~3本入れていきます。
パイ生地に卵を塗り、ザラメをつけたら、黒ゴマをかけた上でオーブンで焼いていきます。
▼188°Cで7分焼いた後、180°Cで15分焼いていきます。
2度焼きでパイがサクサクに仕上がります!
【佁屋 お芋のお団子セット】の秘密のテクニック その3
「団子にのせる餡は、3種類のさつまいもを合わせた黄色い餡・ 紫芋の餡・こし餡。
どろあめもあわせて色んな味を楽しむ!」
▼最後は、お芋の餡を乗せて食べるお団子セット。
お団子に乗せる餡は、紫芋の餡・こし餡に加えて
3種類のサツマイモを合わせた黄色い餡が用意されます。
▼この黄色い餡には徳島県産の「鳴門金時」・宮崎県産の「紅はるか」・
鹿児島県産の「さつまミライ」の3種類がブレンドされています。
特に、ホクホクの鳴門金時とネットリ系の紅はるかを合わせることで
お芋の味がしっかりと感じられる餡になっているんだとか!
▼串に刺さった4本のお団子が、焼き機と一緒にやってきました!
お団子はそのままでも食べられますが、焼いた方が香ばしさが出ます。
西那さん的には、風味豊かな紫芋の餡と芋蜜大学芋を乗せて、
どろあめをかける食べ方がオススメなんだとか!
では、全てのメニューが出揃ったということで・・・いただきまーす!!!
まずは「佁のいもこ」、ピンポン球のような丸いお芋の天ぷらです。
サクサクの衣にはお塩が入っているので、より芋の甘さが引き立ちます。
さつまいもはパサパサしておらず、しっとりとした食感なのが驚き!
食べた後もずっと甘く、これは完全に"スイーツ"としてのお芋の天ぷらです!
次に、「芋密大学芋パイ」。
真ん中をナイフで切ると、ザクっと良い音が鳴りました!
口に入れると、ザラメのザクザクとパイのザクザクが重なり合います。
お芋はねっとりとした食感で、『どろあめ』と一緒に食べてもお芋の甘さが負けていません。
蜜が混ざると、また違った美味しさと食感が楽しめます!
そして最後に、「お芋のお団子セット」。
お団子の焼けるパチパチという音、香ばしい香りがもう既にたまりません!
そろそろ良い頃合いになってきたので、紫芋の餡をつけていただきます!
お団子も餡も、もっちり・なめらかとした食感!
さらに焼いたことで団子に香ばしさが加わり、餡をたっぷり乗せてもくどくなりません。
種類が違うとはいえ、どれも同じお芋なのに
こんなにバラエティに富んだ美味しさが存在するなんて・・・!!!
また「どろあめ」は、お芋の蜜だけとは思えないぐらいの甘さ!
どこか香ばしさもあり、かすかにお芋の風味も感じられます。
秋の風物詩の一つ、さつまいも。
今年はより深~く、色々な美味しさを味わってみませんか?
★さつまいもと珈琲 時々お茶 佁屋
場 所:大阪市都島区都島本通3-1-2 昭栄ビル1F
電話:06-6955-9551
営 業:日~水 11:00~19:00
木~土・祝前日 11:00~21:00
定休日:無休
店長:西那 麻希(にしな・まき)さん
HP:https://cafe.onoya.gand-t.com/