京都市営地下鉄『東山』駅から徒歩15分。
平安神宮の隣、岡崎通りの中で70年以上愛されている老舗
「京うどん生蕎麦 おかきた」にお邪魔しています。
以前、【他人丼】の回でもお世話になりました!
"https://www.mbs1179.com/toromi/t_scoop/2023/06/05/"
今回は【京鍋焼きうどん】に関する3つの秘密のテクニックを
店主の北村正樹さんにお聞きしました!
【京うどん生蕎麦 おかきた 京鍋焼きうどん】の秘密のテクニック その①
「うどんダシは毎朝、2種類のウルメいわし・サバ・そうだカツオから取り、
醤油・みりん・砂糖で味を整える!」
▼このダシは、丼や出汁巻きなどにも使います。
すべての料理のベースとなるので、これぞ「おかきた」の味といえるダシです。
▼うどんダシの配合は、夏は少し味を薄めに、冬は少し濃い目にしています。
夏と冬では舌の味の感じ方が違うんだとか。
ちなみに昆布も使われており、昆布のグルタミン酸と
カツオのイノシン酸が見事に合わさっています!
▼うどんは毎朝製麺しています。
だいたい14分ぐらい湯がいていますが、
この湯がく時間も気候の変動によって少し変えています。
手触りで確認しながら水でしめて、少し温めたら鍋に入れていきます。
【京うどん生蕎麦 おかきた 京鍋焼きうどん】の秘密のテクニック その②
「炊き方は、土鍋の底に九条ネギをひとつまみ敷き、茹でたうどんとダシを入れる!」
▼土鍋の底に九条ネギをひとつまみ敷いてから、茹でたうどんを乗せます。
うどんがなべ底につかず、よい塩梅で炊きあがります。
▼他の具は、かしわ・しいたけ・かまぼこ・生湯葉・季節の京野菜と、季節の生麩。
今の季節の京野菜は菜の花。
生麩は、今は梅麩で3月からは桜麩を使っています。
▼うどんと具材を入れたら、真ん中に生卵を乗せ、蓋をして煮ていきます。
【京うどん生蕎麦 おかきた 京鍋焼きうどん】の秘密のテクニック その③
「仕上げは土鍋の縁から気泡が出て、フタがコトコトと動き出したら、
開けて追いダシをし、ひと煮立ちさせてから揚げ餅を入れる!」
▼フタがコトコト動きだしたら追いダシの合図。
なぜ追いダシをするのかというと、
シイタケやカマボコがダシを吸ってしまい、ダシの量が減ってしまうから。
▼出来上がり直前に揚げ餅を入れたら、岡北の京鍋焼きうどんの完成です!
横に添えられた、海老・ししとう・海苔の天ぷらも美味しそうです!
では、熱いうちにいただきまーす!!
▼香り高く、ネギの甘みと食材の旨味がぐっと詰まったダシ!
▼モチモチしつつも歯ごたえがあり、甘いダシが絡みついたうどん!
▼揚げもちは、またうどんとは違うモチっと感!そしてダシがよく染み込んでいます!
これを食べるために、冬という季節がある!
皆さんも寒いうちにぜひ、熱々の【京鍋焼きうどん】を食べてみて下さい!
★京うどん生蕎麦 おかきた
場 所:京都市左京区岡崎南御所町34
電 話:075-771-4831
営 業:11:00~17:00
定休日:毎週火曜日・水曜日
H P:http://www.kyoto-okakita.com/
店 主:3代目・北村正樹さん