京阪本線『三条』駅から徒歩7分。
古き良き和の風情が残る高瀬川のそばに佇む、「割烹やました」さんにお邪魔しています。
今回は、店主の山下 茂(やました・しげる)さんに
【海老雑炊】についての秘密のテクニックをお聞きしました!
【割烹やました 海老雑炊】の秘密のテクニック その①
『ご飯は温かいご飯を使い、エノキダケ・椎茸と一緒に鍋に入れる!』
▼鍋には利尻昆布とカツオ、しいたけで取ったお出汁が入っています。
雑炊には一番出汁だけでなく、二番出汁もその時々で使っています。
▼ここにエノキやシイタケを入れた後、ご飯も投入していきます。
ちなみご飯は、コシヒカリを使用しています。
トロミや旨味を出すため、暖かい状態のご飯をよくほぐしながら入れていきます。
【割烹やました 海老雑炊】の秘密のテクニック その②
『海老は車海老を使い、まず下処理した3尾分の頭のみと、
1尾分の身を潰して加えて、炊いていく!』
▼ついに車海老が登場!
あらかじめ下処理した3尾分の頭と、追加で湯がいた1尾分の身を
すり鉢ですりつぶして潰して加えていきます。
こうする事で海老の香りや風味がさらに雑炊に加わります!
【割烹やました 海老雑炊】の秘密のテクニック その③
『炊き上がる直前に、ぶつ切りにした車海老・薄口醤油・酒塩・ネギ・三つ葉を入れてから、
溶き卵を流し入れて、しょうがを絞る!』
▼ここで先程の3尾分の海老の身が入ります。
身が硬くならないよう、炊きすぎないのがポイント!
▼酒塩と薄口醤油を、少量加えて味を整えます。
ネギと三つ葉を乗せたあと、赤玉の卵1個を溶き、さっとひきます。
卵もあまり溶きすぎないようにしています。
▼仕上げにしょうがをさっと絞って完成!食べる前には海苔を載せます。
では、熱いうちにいただきまーす!
▼海老のダシがすごい!そして、それに負けない生姜の甘み&昆布の香り!
全てのバランスが取れていて、まるで旨味の塊を食べているかのようです。
▼海老の身はプリっとしていて引き締まった食感。
シイタケをの旨味もしっかり感じられます!
▼身体だけでなく心も温まる、最高の雑炊です!
★割烹やました
場 所:京都市中京区木屋町通二条下ル上樵木町491-3
電 話:075-256-4506
営 業:【昼】 11:30~13:30 【夜】17:00~22:00 ※夏期は17:00~23:00
定休日:月曜
店 主:山下 茂(やました・しげる)さん