大阪メトロ『長堀橋』駅から徒歩2分。
創業80年以上、3代に渡って切り盛りされている洋食の名店
「れすとらん源ちゃん」にお邪魔しています。
今回は、店主の子田 貴之(こだ・たかゆき)さんに
希少な和牛タンを丸ごと1本使った【タンシチュー】についての
秘密のテクニックをお聞きしました!
【れすとらん源ちゃん タンシチュー】の秘密のテクニック その①
「タンシチューのタンは、店の基本のデミグラスソースを作る過程で、一緒に煮込む!」
▼タンシチューのタンは、お店のデミグラスソースを作る工程の一部で使われたもの。
デミグラスソースは3週間の工程を経て完成します。
▼牛ヘレ・牛スジ・牛骨と、玉ねぎ・ニンジン・キャベツ・トマトなど
旨味の出る野菜を加えたデミグラスのベースに、和牛のタンを丸ごと1本入れます。
こうすることで、デミグラスソースにタンの旨味が加わります。
【れすとらん源ちゃん タンシチュー】の秘密のテクニック その②
「8時間ほど煮込んだタンは、皮を剥いて、冷蔵庫で冷やす!」
▼ここからさらに8時間も炊き上げ!じっくりじっくり味を出していきます。
デミグラスソースにタンの旨味が出たら、タンを引き上げます。
▼このタンの皮をむいてから、冷蔵庫で冷やします。
いったん冷やして再加熱することで、タンにデミグラスソースの味が染み込みます。
【れすとらん源ちゃん タンシチュー】の秘密のテクニック その③
「冷やしたタンは先端部分は取り除き、1人前分を再びデミグラスソースで煮込んで仕上げる!」
▼タンの先端部分は、食感が悪いので使わない!
▼タンを切り分け、再びデミグラスソースに入れて炊き上げます。
今度はタンにデミグラスの旨味を染み込ませます。
▼温野菜と一緒にお皿に盛り付けて、完成です!
では、いただきまーす!!
▼真ん中と根元、2種類ある大きさのタン!
子供の手のひらサイズの断面からは、煮込んだデミグラスのいい香りがします!
▼まずは根本から。
フォークとナイフが用意されましたが、正直お箸でも食べられる柔らかさです。
▼繊維がほぼ無いので、口に入れた瞬間とろける!
同時に、タンの旨味が口の中に広がる~!!
3週間分のソースのコクが、断面までしっかり染み込んでいます。
▼根元よりさらに柔らかい真ん中は、とろけすぎてもはや飲み物!
野菜の甘味も相まって、よりコクが増しているように感じます。
★れすとらん 源ちゃん
場 所:大阪市中央区南船場 2-3-17 ヴェルデ南船場 1F
電 話:090-3352-3803
営 業:11:30~14:00(最終入店 13:30) / 17:00~21:30(最終入店 20:15)
定休日:水曜・第2火曜
店 主:子田 貴之(こだ・たかゆき)さん