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 第35回おでかけ朗読の報告
 リスナーの皆さんのリクエストにお答えして、保育所や老人施設、絵本サークルなどにアナウンサーが出前して朗読する「おでかけ朗読」。
 35回目は、平成15年12月26日(金)に松井昭憲・関岡 香・上田悦子の3人のアナウンサーが、池田市立水月児童文化センターにうかがいました。
 以下は、松井アナウンサーのリポートです。




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お正月の由来話に、へ〜という声が。

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絵本に夢中!素敵な笑顔です。

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これはのみのぴこにチャレンジ!



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皆さん、ありがとうございました。
『ピュアな心にふれたひととき
 〜池田市立水月児童文化センターの巻〜』




 人はいつ頃から「ニックネーム」で呼び合わなくなるのでしょうか?多分、社会に出て「大人」の社会の規律・規制がそうさせるんでしょう。それは、ある程度、しかたのないことかもしれませんが、同時に、子供時代に持ち合わせていた素直さやピュアな心を失わせているのかも知れません。
 池田市の水月公園内にある水月児童文化センターへ、関岡アナ、上田悦子アナと共に「おでかけ朗読」に行って来ました。
 事務所では、「おい!えび。この書類はどうなってんの。」「何言ってんのみさこばちゃん。前に説明したでしょう。」と、年齢に関係なく、大人が大声でニックネームで呼び合っていました。この児童文化センターの管理運営をしているNPO法人の「北摂こども文化協会」の人です。おはなし会・ちぎり絵サークルなど子ども達の自主性を営む事業を色々と企画しています。みんなが楽しめるゲームやおもちゃがあり、自由に子どもたちが遊べる施設です。専務理事の立石美佐子さんによれば、ニックネームで呼び合うことで、妙な垣根がなくなり、職員に活気が出てくるそう。子どもたちと接する「児童文化センター」の仕事に大切な心とパワーが生まれるという。そんな雰囲気の中、私は、関岡アナを「セッキー」と呼び、彼女は、私のことを「マッチャン」と呼んで、子供時代に帰り、よい気分で楽しく朗読することができました。
2階の部屋には、およそ20人の就学前の子どもから小学生、大人が集まり、私たちの朗読に聴き入ってくれました。年末だったので、「お正月」をテーマにした3作品を朗読しました。関岡アナと私で「七ふくじんとおしょうがつ」(山末やすえ作・教育画劇)を掛け合いで朗読。絵を見せながらの朗読は少々苦労しました。さらに、名作「かさじぞう」(中島和子作・ひかりのくに)を、私が読みましたが、小さな子どもも静かに最後まで聴いてくれました。
初の「おでかけ朗読」。忘れかけていた素直なピュアな心を思い出しました。お世話になった皆様ありがとうございました。

【その他の朗読作品】
「おめでとう」
(作:舟崎克彦/福音館書店 上田アナが朗読) 
「これはのみのぴこ」
(作:谷川俊太郎/サンリード 上田アナが朗読。)