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『初のおでかけに奮闘!来栖アナ 〜守口市立にわくぼ保育園の巻』
私にとって初めてとなるおでかけ朗読、正直言って不安でした。というのも我が家にも4歳になる男の子がいて、いつも寝る前に絵本を読んで寝かしつけるのが習慣になっていますが、それなのにいつも先に寝てしまうのは子供ではなく私のほう。睡魔に襲われ読んでいる本を息子の顔にバサッと落として、『パパ!』と怒られて、いつも最後まで本を読み通したことがありません。『自分の子供一人寝かしつけられない私が、子供たちの期待にこたえられるのだろうか?』わかっていただけますか、不安だったんです。
おでかけ当日、私の気持ちは曇り空でしたが、外はすっごい良い天気!関岡アナウンサーと二人で幼稚園に到着すると、園の中からは暑さを吹っ飛ばすような甲高い元気な声がとび出して来ました。住宅地の中にある『にわくぼ幼稚園』。広い園庭にはたくさんのお花や木々が植えられていて、緑あふれる優しさが伝わってきました。
私たちをまってくれていたのは4歳児と5歳児の二つのクラス。教室に入ると小さな椅子の前にお行儀よく体育座りをしている子供たち、みんなの姿を見るだけで思わず微笑ましくなってしまいます。簡単な自己紹介のあといよいよ朗読です。
関岡アナウンサーが「ともだちいっぱい」(新沢としひこ作・ひかりのくに)と「マフィンおばさんのパンや」(竹林亜紀作・福音館書店)、そして私は「あしにょきにょき」(深見春夫・岩崎書店)と「かあちゃんかいじゅう」(内田麟太郎・ひかりのくに)を朗読しました。朗読の最中、子供たちは真剣です。私たちからの質問に対しても、一生懸命考えた答えを言ってくれます。
「おかあさんが遊びにつれてってくれないんだって、なんでかな?」
『疲れてるんだよ!』『めんどくさかったんだよ』『別の日につれてってくれると思う!』
こっちがなるほどと思うような意見をいってくれます。お互いに乗せたり乗せられたりしながら、あっという間に私の『初めてのおでかけ朗読』がおわりました。
最後にみんなから歌のプレゼントをくれました。とても気持ちの良い一日でした。
よし!今日こそはうちのチビにお話を聞かせて寝せて見せるぞ!と思ったのですが、この日も先に寝たのは私でした。我が家の苦悩はまだ続きそうです。 |