第29回おでかけ朗読の報告 | 前の報告 | 最新 |

リスナーの皆さんのリクエストにお答えして、保育所や老人施設、絵本サークルなどにアナウンサーが出前して朗読する「おでかけ朗読」。
29回目は、平成15年5月28日に関岡・高井の両アナウンサーが堺市鳳にあるみんなの保育園に伺いました。
以下は、高井アナウンサーのリポートです。





可愛い年少さんにも朗読・亀さん大人気!




みんなで「いたいいたいのとんでいけ!」




本に吸い込まれそうな子供たち。



手作りのプレゼント。大切にします!

『はじけんばかりの笑顔がいっぱい!
〜堺市・みんなの保育園の巻〜』



夏を思わせるような日差しの中、向ったのは、堺市にある「みんなの保育園」。

暖かみのある木の門をあけると・・・、子供たちがキャーキャー言いながら水遊び中でした。
先生めがけてシャワーする子、ペットボトルでおともだちの頭からジャーッ!する子。しばらくして見ると、びちょびちょだった服もどこへやら。みーんな仲良くすっぽんぽん!!それはそれは楽しそう。ん!これはなかなか素敵な保育園。
朗読が楽しみです。

まずは3歳児さん。関岡アナウンサーは、「とんでけとんでけおおいたい!」
(梅田俊作/佳子作・岩崎書店)を。私は、今2歳半の娘の大のお気に入りの「ノンタンおよぐのだいすき」(キヨノサチコ作・偕成社)を。ノンタンには亀が出てくるので、娘の亀のぬいぐるみも持って行きました。おなかを押すと「アーハッハ!」と笑う亀は人気もの。まず一人づつ順番に笑わせてから、おはなしの始まりです。
「はじめてもいいですかー?」の問いかけに「いーですよーっ!!」の元気な声。かにさんが出てくるところでは皆で指をチョキチョキしてかにさんになったり、かもめさんのところでは一緒にスーイスイ、と飛んでみたりしながら読みました。

続く、4・5歳児のクラスでは、私が「そらとぶテーブル」(佐々木マキ作・福音館書店)、関岡アナウンサーは、「へんしんトンネル」(あきやま ただし作・金の星社)と「すっとんだ ちょうべい」(ひがしお あやこ作・ひかりのくに)。関岡アナの1冊目は、ことば遊びの本で、これは大いに盛り上がりました。
例えばこんな感じ。
「かっぱ」がトンネルをくぐると、かっぱ!かっぱ!かっぱ!・・・ぱかっ!ぱかっ!ぱかっ!と「おうま」になっちゃったなど。
子供たちはもちろん、先生方も子供たちに負けず劣らず大きな声と良い笑顔!子供も大人もみーんな一緒に楽しめる1冊です。
盛り上がったところで2冊目。まず絵本をぱっと開くと・・・、「まちがってるよー」と子どもたちの声。そう、たて型にめくっていくちょっとめずらしい絵本だったのです。4・5歳児はつっこみもさかん。みんな、あれこれ沸き起こる疑問を口にしつつ、お話はすすんでいきます。

終わると、手作りのビーズのブレスレットや折り紙のプレゼントが。
みんな、一生懸命作ってくれたのね!
ありがとう。部屋を出るときには1人1人と握手をかわしてバイバイ。すすんで手を握りにくる子、ちょっとはずかしそうな子、いろいろです。
「みんなの保育園」まさにその名のとおりの園でした。