Greenroom Talk 楽屋話

1月8日(土)の放送内容は『スマトラ沖地震津波、被災地の現状』

 12月26日に起きたスマトラ沖地震津波では、およそ15万人が犠牲になっています。
直後からスリランカを調査した、元アジア防災センター所長・現在富士常葉大学教授の小川さんに、被災地の現状を聞きました。心配なのは水の問題。下水道が整備されず、トイレは地面を掘ってそのまま・・・という地区がほとんどで、衛生状態は危機にあります。また、PTSDも深刻で、大黒柱を失った高齢者が絶望して次々と自殺したという地区もありました。息の長い支援が必要です。
また、タイ南部のカオラックで津波を体験した中埜英美さんに魚住さんがインタビューした模様も放送。
リゾートホテルが根こそぎなくなっている様子、その後 「津波が来る!」というデマでパニックに巻き込まれた様子が生々しく語られています。
一方、阪神・淡路大震災からは間もなく10年です。この日は、被災した銭湯・戎湯の辻野佐代子さんにも電話をつなぎました。尼崎市築地本町にある戎湯は、震災の区画整理で取り壊されましたが、温泉を掘り当てて2002年に再出発。
心配していたお客さんの入りも上々で、忙しい年末年始を過ごしたということです。

被災地はそれぞれの新年を迎えています。今年1年が平穏なよい年でありますように。

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