電話:ファイナンシャルプランナー 清水香さん
西日本豪雨で自宅が浸水などの被害を受けた人にとっては、今後どのように生活を立て直すかが最大の課題です。被災時の生活再建のため、私たちはお金の面でどのように備えておけばよいのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの清水香さんに聞きました。
自然災害で住んでいた家が全壊または大規模半壊した世帯には、「被災者生活再建支援法」に基づき、最大300万円が支給されます。しかし、浸水が1メートル未満の場合は半壊判定になり、支給されません。公的な支援と貯蓄だけで住宅の再建・補修費用を賄うのは至難の業です。
そこで必要になるのが火災保険です。さまざまな種類がありますが、水災を補償する保険に加入している世帯は約66%。まずは自身の保険の補償内容をチェックすることが必要です。水災補償がついても、月々の保険料はそれほど大きく変わりません。また、借家に住んでいる人でも、家財や車について、水災補償のある保険を考えることは大切です。水害に備えて知っておきたいお金の話をまとめました。
千葉猛のひとこと
いざというときのための保険の備えを確認しましょう。そして同時に公的支援の充実も願いたいです。形は残っても水に浸かった家財は洗っても再び使えないことが多く、買いなおしが必要です。災害からの生活再建にはとにかくお金が必要です。いろいろ想定外のお金がかかるんです。お金の備えは大事です。