今回のゲストは生稲晃子さんです。生稲さんといえば、おニャン子クラブのメンバーとしてご活躍され、現在では女優・タレント・コメンテーターとしてもご活躍中です。またプライベートでは30代でご結婚され、お子さんにもめぐまれ順風な暮らしの中で、2011年に乳がんをわずらい、仕事や家事をしながら闘病を続けられました。2015年になってご自身のがんを公表したあとは、体験を元に"子育て世代のがん""闘病の中で仕事や家族とどう関わるか"などをテーマに講演活動を行っています。
今回は、芸能界に入ったキッカケやおニャン子クラブの裏側、そしてたまたま行った人間ドックで乳がんがわたった時の心境も語っていただきました。あまりのことで、生稲さんは夢を見ているような感覚にとらわれたそうです。また当初は治療を続けながら、家事や仕事も続けていましたが、2度の再発を経て、乳房再建したことで、自分の経験が誰かの役に立つかもしれないと考え、がんを公表されました。
闘病中のお話で特に印象的だったのが、家事や仕事をセーブしながらも続けていたことで、「私は誰かに必要とされている」という思いが「私は生きなきゃ」と思えるキッカケになったそうです。生稲さんは現在でも講演活動を続けておられ、そこでは必ず、世の中の女性に「自分へのご褒美だと思って健診へ行って欲しい」と伝えているそうです。生稲晃子さん闘病の記録はご自身の著書「右胸にありがとう そして さようなら 5度の手術と乳房再建1800日」をご覧ください。