今回のゲストは40万部のベストセラー「妻のトリセツ」著者の黒川伊保子さんです。大学卒業後、AI(人工知能)開発に携わり、脳と言葉の研究を続けていた黒川さん。やがて、脳機能論の立場から、AI分析の手法を用いた男女脳の可笑しくも哀しいすれ違いを書いたエッセイや、テレビ出演、雑誌のコメンテイターとしても活躍中です。
そんな黒川さんにお聞きしたのは「男はどうして女を怒らせるのか?」黒川さん曰く「女性は、相手に共感してから、否定する」が「男性は、いきなり否定する」男性がいきなり否定する理由は、狩りをしながら進化してきたかから共感している暇がない。一瞬の判断が生死を決める狩りの中で、共感している余裕はない。しかし、女性は共同体の中で共感しながら生きているので、いきなりの否定は許せない。なので、男性は女性からの提案を一度共感してから、否定か肯定をすることで恋人間や夫婦仲が円滑に進むとおっしゃいます。
それ以外でも、家庭を円満にするには、家族内の序列をしっかりする事。例えば、「夫は長男」何をするにも夫からとしておくと、夫の中で家長の意識が芽生える。脳科学的には、「あえて亭主関白にさせておく」こともひとつの考え方だとおっしゃっていました。夫を立てることで、夫が家族に優しくなったり、家族を守ろうとしたり、すべての人に当てはまるわけではないが、ひとつのやり方だそうです。