2018.12.20

ゲスト:脳科学者 中野信子さん

今回のゲストは脳科学者の中野信子さん。
いつも興味深い脳科学のお話をお聞かせ頂いていますが今回は特に
最新の著作である「不倫」や「シャーデンフロイデ 他人を引きづり下ろす快感」についてお話を伺いしまた。

シャーデンフロイデとは簡単に言うと「妬んでいる相手が失敗した事を喜ぶ気持ち」だそうです。これは誰にでもあることで「ないよ!」と言う人は、嘘をついているか、自分の気持ちに鈍感なのか、ごく稀にいる本当に自然な感情を持たないサイコパスなんだそうです。
シャーデンフロイデは誰にでもある一方、行きすぎると集団で一人を攻撃することに繋がったり危険な一面もあるそうです。

この妬みに深く関わっているのがオキシトシンというホルモン。
これは本来、愛情ホルモンと呼ばれていて、親が子供を愛することや、安らぎの感情を呼び起こすホルモン。
しかし同時に共同体のバランスを保つため、輪を乱したり、一人だけ利益を得たりする人を妬む気持ちを誘発するんだそうです。

私たちの心に浮かんでは消えるさまざまな感情を脳科学の観点から教えてくれる中野信子さん。

現代では早く考え早く答えを出すことが求められているため、感情に流れやすい傾向がある。
ラジオのようにじっくり相手の話を聞き、大切なことは時間をかけて判断する「ラジオ的思考」が必要かもしれません。と教えてくれました。
続きは是非本を手にとって読んでみてください。