近藤さん最新刊「老いの抜け道」ご紹介
介護に関するリスナーさんからのご質問、その2。
今週もリスナーの方から頂いたご質問に答える形で情報をお届けしました。
「私は42才で、近くの実家には60代後半の両親が住んでいます。両親とも健康ですが、そろそろ介護というワードがチラチラし始めました。この番組を聴いていて、『特養』と『老健』については違いがよくわかったのですが、『デイサービス』と『ショートステイ』の違いについて詳しく教えてもらえませんか」
この番組では、「介護で頑張りすぎない」をキーワードに、無理しないで施設をもっと利用しよう!とお伝えしてきました。施設が合うかどうか不安な場合は、「デイサービス」や「ショートステイ」を利用して、施設との相性を確かめるといいですよ、とご提案もしています。
が、そもおも「デイサービス」や「ショートステイ」って???
社会福祉法人・健正福祉会の社会福祉士、稲岡確(あきら)さんに伺いました。
まず、デイサービスは一般的には日帰りで、お昼ご飯を食べたり、お風呂に入ったり。また様々なリクレーションが提供されたり、場合によってはお昼寝の時間が設けられていたり。ご本人が社会との関りを保ち続けられること、介護する人の負担を軽減することが大切な目的です。夜間は自分の家で暮らし、お昼間に利用するケースが多いです
医療法人・健正会 事務長の松本達士さんは、リクレーションなどのサービス内容は事業所によって様々だと語ります。入浴もどんな風にお風呂に入れてくれるのかなど、それぞれの持ち味があるので、自分に合うところを選びたいものです。
また、通所でリハビリに重きを置くデイケアもありますので、これも選択肢に入れてください。
次にショートステイですが、これは特養や老健などの施設に短期間入所するサービスで、一般的には宿泊を伴います。遠慮して利用しないケースが多いそうですが、「介護の疲れをとるために、週末はショートステイを」というリクエストを勿論していいわけです。
どんなサービスを利用するにしても、施設に直接行って、スタッフに話を聞いてみるといいですよ、と松本さん。私も家族のために様々な施設へ見学にいった経験があります。働くスタッフや入居者の表情を見たり、生活空間の匂いを感じたり、話を聞いたりしたことが本当に役立ちましたよ。