「ことばの処方箋 医師のユーモア」
カルチャーセンターでいきいき ~その2
趣味を持って送るセカンドライフ。
今日は、毎日文化センターで取材させて頂いた受講生の方々の声をお届けしました。
まず、お邪魔したのは「世界をめぐる歌の旅」。この日は、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、そして日本の有名な曲で、まさに歌で世界をめぐる時間でした。
参加者には、自分が好きなことができる時間がやっと後期高齢者になってできたという女性、仕事している時はある程度、組織のロボットにならざるを得ない、歌うことで本当の自分を取り戻せるという男性もいらっしゃいました。
また16年前に定年退職した男性は、勤めていた頃は会社や時間に縛られていたけれど、解放された今、好きなアートの世界に浸れるしあわせを語ってくれました。
次に訪れたのは「中高年のためのやさしいやり直し英語」。中学の教科書をやり直して、楽しみながら話せるようになろうという講座です。
参加者の中には、英語から40年以上疎遠だったという女性、介護生活を送っていた当時は、やりたいことが何もできなかったけれど、今ようやく自分の時間が持てたという方もいらっしゃいます。
みなさんに共通しているのは、やっと得られた自分の時間は、自分の人生のために楽しもうと、一歩前に進んでみたというところです。勿論、思うように上達せず、くじけそうになる時もあるそうですが、仲間と慰め合うこともありがたいと言います。
家の近くで習えるケースもありますが、近所では「○○さんの奥さん」「○○さんのおじいちゃん」など、あらかじめ与えらえた役割を手放せないので、梅田まで出ていくことも楽しみの一つだという声も伺いました。
毎日文化センターには90代の受講者もいらっしゃるそうです。いくつになっても好奇心を持って暮らしたいものですね。