11月24日
こころのスイッチ

「ことばの処方箋  がん哲学外来」


あした通信社

カルチャーセンターでいきいき ~その1


いきいきと暮らすためには、身体だけでなく心の健康も大切ですよね。何か趣味を持つのがいいと分かっていても、何をしていいかわからないという人も多いようです。そんな時、各地にあるカルチャーセンターを活用するのも一つの方法です。
大阪・西梅田の毎日新聞社大阪本社のビルには、毎日文化センターがあります。講座の数は300以上。パンフレットでタイトルを見るだけでも楽しめますよ。
例えば歴史なら、「シルクロードの旅人たち」「古代史再発見」。文学なら「源氏物語を読む」「平家物語の人間像」。美術「楽しい絵手紙」「水墨画入門」。書道、お茶、いけばな、外国語、手芸、ダンスなど、実に多岐にわたっています。
私自身は講師の立場で皆さんとご一緒しています。映画について語り合う講座「水野晶子のシネマトーク」は18年目。この春から新しく始めたのは「こころの朗読&トーク」という講座です。
声を出して読むのは心身の健康にいいそうですが、それだけでなく、感じることを話し合う空間を持つようにしています。読んで頂いているのは、日野原重明さんの文章です。一昨年、105歳で他界した日野原さんは高齢者がいきいき生きられる社会を実現したいと最後まで活動なさいました。その言葉は、気持ちを前向きにしてくれます。
「老いとは衰弱ではなく、成熟すること」
「才能はいつでも、花開く日を待っている」
 良い言葉と、共感できる場。私はこの二つが人生を支えてくれると感じているのですが、いかがでしょうか?あなたにぴったりな趣味が見つかるといいですね。