09月29日
こころのスイッチ

「カラオケの健康効果」


あした通信社

がんライフ  ゲスト:川崎由華さん(一般社団法人がんライフアドバイザー協会代表理事)


 この番組では、がん治療について最前線をお伝えしたり、大腸がん検診のお話をしたりしてきました。
 それでも二人に一人がガン、といわれる今、がんになったときにどう社会生活を続けていくのか、という観点でも考える必要がありますよね。
 今日はゲストに、一般社団法人がんライフアドバイザー協会代表理事の川崎由華さんをお招きしました。
がんライフアドバイザーという仕事は、まだ耳慣れない方が多いかと思います。がんになった時、医療の面だけでなく、生活していく面でも不安や困りごとは尽きないでしょう。その中で、お金や仕事など、社会生活の面での相談にのってくれる存在です。
まず、多くの患者さんが不安を覚えるのは、医療費です。自分の治療にどれだけのお金が必要なのか、を医師は教えてくれません。できるだけ良い治療を受けたいとは思うものの、金銭的な不安から、どんな治療を受けるべきなのか、躊躇する方もいます。
そんなとき、川崎さんたちは、医療カルテを病院側とシェアしながら、また治療方針を確認しながら、将来的にどれくらいの治療費が必要となるか、概算を患者さんに示します。高額療養費制度という、支払う医療費の上限も示した上で、患者さんはおおよその金銭的負担をあらかじめ知ることができるのです。それによって、ある程度の安心を得て、積極的に治療に向かうようになる方も多いそうです。
がんライフアドバイザーへの相談は無料。アドバイザーは病院との契約で仕事をしているそうです。