「これがあるから生きられる」
介護とお金「どれだけかかる?」 ゲスト:いちのせかつみさん
今日はお金の話。
介護が必要になったとき、どれくらいのお金が必要なのか。そこのところは本当に気になるところですね。
そこのところを教えてもらおうと、生活経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーのいちのせかつみさんにお越し頂きました。
まず最初の話題は、つい先日金融庁がまとめた報告書です。長寿化による「人生100年時代」に向けて、計画的な資産形成を促す内容です。私流に言ってしまえば「年金だけで老後の資金は足りなくなるから、自分で何とかしろ」ということ。少し前まで「年金100年安心プラン」と謳っていたはずの年金ですが、もはや国がギブアップしたともとれる内容ではないですか!
さらに報告書によると、男性が65歳以上、女性が60歳以上の夫婦の場合、年金収入だけでは月に5万円の赤字になると試算しています。それを貯蓄で補う計算になり、95歳まで生活するには夫婦で2000万円の蓄えが必要になるとしています。
さあ、これだけでもショッキングな数字なのに、いちのせさんによれば、この試算は元気な夫婦の場合であって、十分な介護費用が含まれている数字ではないということです。
年金水準はどこまで下がるのか。
国ははっきりと示さないまま、金融機関に投資商品開発を促しますが、これでは不安が高まるばかりだと、いちのせさんは指摘します。
ああ、どないしたらいいのやら~?
近藤さんも私も、呆然。
そこで次回6月16日(日)の放送では、いちのせさんに「じゃあ、私たちはどうすればいいの?」を教えてもらいます。