04月14日
こころのスイッチ

「老いの特権」


あした通信社

老健って何?


早速、行ってきました。老健=介護老人保健施設です。
名前を聞いたことはあっても、実際に訪れたのは初めてでした。どんなところなのか?病院ではなさそう、かといって、老人ホームでもなさそう。うーん、よくわからない...。
そんな私に施設を案内してくれたのは、医療法人建正会の事務長、松本達士さんです。
一階フロアに入ると、一番目立つのは、広くフラットなスペース。リハビリテーション室です。
 老健には、リハビリ室が必ず設置するよう定められています。そして、立つ、座る、歩くなど、身体機能分野を専門とする理学療法士、入浴や食事など日常作業の分野を専門とする作業療法士、また話す、聞く、飲み込む、食べる、などの分野を専門とする言語聴覚士といった、国家資格を持ったリハビリのプロたちがいます。
 リハビリというと、特別な器具を用いる様子を想像しがちですが、それだけではなく、たとえばトイレでズボンを自分で脱いだり履いたりすること。箸を使って食事すること。床ずれを防ぐために寝返りをうつこと。ベッドで、介護する人に手で合図することなど、日常のあらゆる場面がリハビリの対象です。
 病院で治療が終了した場合や、症状が安定したときには、退院して家に帰るわけですが、誰もがスムーズに家に戻って日常生活を送れるわけではありませんよね。そこで病院と家との中間施設として存在しているのが老健なのです。     ただ、自宅に帰るのが無理な方もいます。そんな場合、どうなるのか?3ヵ月で放り出されるのではないのか?と心配になるのですが、松本事務長は、そんなルールはない、と言います。
 ここのところは大切なポイント。また機会を改めてゆっくりご報告しますね。