村瀬哲史とKRIC!不動産の時間

関西不動産情報センター・KRIC 逆瀬 裕二 さん

2024.6.24放送

今回のゲストは関西不動産情報センター・KRICの逆瀬 裕二(サカセ ユウジ)さん。業界歴46年で、阪急電鉄・大阪梅田駅から徒歩5分のところにある2022年設立の不動産会社の代表です。大手不動産会社に35年ほど勤めた後にフリーを経て新会社を設立したという逆瀬さん。同じ業界の人たちの後押しと「人生の後半に醍醐味あり」という言葉を胸に新会社にチャレンジしようと思ったそうです。


逆瀬さんによると、デジタル化の波で不動産情報がオープンになり、取引が活発化したことによって、良い面もある一方で不動産仲介の決定数が増え、手数料を前よりも容易に得られるようになったことが、不動産仲介業を営む人の金銭感覚を麻痺させる可能性もあるのではと考えているそうです。


わが町パラダイスでは会社のある大阪・梅田の芝田町を紹介してもらいました。今、大阪で最も注目されているエリアと言っても過言ではない"うめきた"の東に位置する町で、"うめきた"の「グラングリーン大阪」が今年9月に"先行まちびらき"をすることによって、芝田町もより一層変化が見られそう、とのことです。

不動産予備校 石塚さん

2024.6.17放送

今回は「不動産予備校」と題してKRIC解説員の石塚さんに「飲食店の店舗探しで大切にしたいこと」を聞きました。物件探しで大切なことを3つ聞いたところ「店を出す場所が自分の店舗イメージに合うか」、「事業計画に合う広さの物件か」、「初期費用や運転資金」をリサーチ・確認することだそうです。


借りる物件が居抜き物件かそうでない物件かも考慮するポイントの1つだとか。前者は設備をそのまま使えて、工事期間も短いですが、設備が老朽化していると撤去費用等がかかってきます。後者は自分の思う通りの内装や設備にできますが、工事期間が長引くと開店まで時間がかかり、その間の家賃も発生し続けます。


内見のときには間取りの寸法を測ったり、写真を撮ったりすることに加えて、電気やガスなどのインフラまわりのチェック、席数や人の導線を考えることも大事だそうですよ。そして隣地の確認も大切だそうです。自分の店舗が周囲に与える影響もそうですが、周囲の物件が自分の店舗に与える影響も確認しましょう。朝・昼・夜、平日・休日、幅広く見ておくことが大事だそうですよ。

不動産予備校

2024.6.10放送

今回の「不動産予備校」は「KRICの魅力、もっと知って~!」と題してKRIC広報の"西さん"に話を聞きました。「もっと気軽にKRICに相談してください!」と言う西さんによると、昔の不動産取引は「売る・買う・借りる・貸す」だったそうですが、今は相談内容が多岐に渡っていて、こうした事情に対応すべく、KRICでは弁護士や税理士など士業の人や介護・保険関係の人などで構成されているKRICパートナーズというネットワークを構築しているそうですよ。


このネットワークを生かして「相続」や「土地の境界」、「住宅ローンをはじめとする融資」についてなど、不動産に関係する問題から顕在化していない課題まで先回りできるかも知れませんよ。困ったときもですが、困る前からKRICのHPの「お問い合わせ」や事務局(06-6292-7791)まで!

不動産予備校

2024.6.3放送

今回の「不動産予備校」は「実録!本当にあった不動産トラブル」と題してKRIC解説員の"なおさん"に「転勤族の人が自宅を貸した際に起きたトラブル」について話を聞きました。2人目の子どもが生まれることを受けてマンションを購入したところ、数年後に会社から転勤の辞令が。転勤している間はマンションを賃貸の用に供することにしたAさんは無事、賃借人も決定して家賃収入も入ってきたそうです。ただこの時の契約内容が転勤終了後、トラブルの元になったそうで...。


"なおさん"によると賃貸借の契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」があります。前者は契約期間を定めていても、入居者が自ら意思を示さない限り退去する必要がなく、後者は契約期間満了と同時に賃借人は必ず退去しなければならないそうです。かわりに、定期借家契約は普通借家契約より賃料が安い傾向があるそうです。転勤の期間を予め会社と約束しておくことや、万が一のリスクを考えて最初は定期借家契約にしておくことが大事だそうですよ。困ったときは「街のクリックさん」に相談するのも良いかも知れませんね。

▽バックナンバー▽