芸能生活55年

今回は、芸能生活55周年を迎えた湯原昌幸さんがゲスト。
「錆び付くより擦り切れた方がいい。その方が自分の人生を全うできるのでは」と思いながら頑張ってきたという湯原さん。
72歳ながら、若々しく元気ハツラツでらっしゃいます。
これまでを振り返ってみると、人生を変えた奥様との出会い、ご家族の介護、同時代を生きた仲間との死別など、悲喜こもごもですが、色々あるから人生は味わい深い・・と。
そんな思いをこめてできたのが新曲「星になるまで」です。
歌詞を皆さんそれぞれの人生と重ねながら聴いてみてください。

豪華!お二人ゲスト

 スタジオにお越しいただいたのは、松平健さんと川中美幸さん。
お二人は、6月から大阪の新歌舞伎座で特別公演を開かれます。
役どころは、江戸の町で季節商売を営む夫婦で、川中さんが松平さんを尻にしく「かかあ殿下」の設定。
お二人とも、ほぼ初めての役どころだそうです。
笑いと涙の人情時代劇、是非、ご覧ください。

◎新歌舞伎座開場60周年記念特別企画
 「いくじなし」/6月7日~28日
 詳しくは、新歌舞伎座のホームページで。

◎お二人の新曲もお聴き下さい!
 ・松平健さん「マツケン・アスレチカ」
   ⇒「マツケンサンバ」に続く楽しい曲です
 ・川中美幸さん「笑売繁昌」
    ⇒6月5日発売です

昭和60年

毎日新聞・特任編集委員の近藤勝重さんが、「こだわり流行歌」で焦点を当てたのが1985年=昭和60年。
グリコ森永事件、日航機墜落事故、豊田商事阪神タイガースの優勝・・などなど、大きなニュースがかけめぐった年でした。
新聞記者として活躍していた近藤さんが、原稿と日夜格闘しながら聴いていた印象深い曲が以下の二つ
◎「恋におちて」小林明子
◎「熱き心に」小林旭

「恋に落ちて」は、当時、不倫ドラマとして大きな話題となった「金曜日の妻たちへ」の主題歌。
男女の風景が変化して男性の影が薄くなった時代です。
その光景に、阿久悠さんが「男よしっかりしろ」とのメッセージをこめて小林旭さんに託したのが「熱き心に」でした。