恋のうた

毎日新聞・特任編集委員の近藤勝重さんの毎月恒例「近藤勝重のこだわり流行歌」、今回は「恋愛」を描いた作品です。
歌でも文学でも、恋愛は大きなテーマ。
恋をすると世界が変わる、と表現する人もいます。
近藤さんが選んだ曲は以下の2つ

①「心もよう」井上陽水
②「いとしのエリー」サザンオールスターズ

井上陽水さん、桑田佳祐さんぞれぞれの「恋愛」の世界観がよく出ている2曲です。

ところで、出会いと別れの風景は、時代とともに変化していくものですが、近藤さん曰く「かつては、そういった男女の姿を歌が先取りしていた」とのこと。
しかし、今は、時代のテンポが速くなり、歌が追いつかなくなっています。
ちなみに、曲そのもののテンポも早くなり、「歌が音楽室から体育館に移動したみたい」と近藤さん。
野村啓司がお返しの歌として選んだ森山加代子さんの「白い蝶のサンバ」は、リリース当時、「テンポの早い曲が出てきたなあ」と野村啓司が驚いた作品ですが、今、聴くと全く普通に聞こえます。