
今月の特集
大詰めを迎える兵庫県議会と国会
2025.03.03放送
兵庫県の斎藤知事をめぐる問題が今週、大きく動きます。
告発文書の内容を調査する百条委員会は、
「パワハラと言っても過言ではない不適切な叱責があった」
という総括を盛り込んだ報告書を、県議会に提出する予定です。
一方で、N党の立花孝志氏に情報提供・漏洩した維新県議は
除名や離党勧告の処分を受けましたが、
議員は続ける意向で、その動向が注目されます。
国会では、2025年度予算案の審議が大詰めを迎えています。
高校無償化など維新の会と合意することで
年度内の予算案通過の目途は立ちましたが、
支持率の高い国民民主党との話し合いは決裂し、
「石破総理は途方に暮れている」と、
時事通信解説委員の山田恵資さんは話します。
山場を迎えている兵庫県議会と国会の動きについて、
山田さんに解説してもらいます。
トランプ政権2期目スタートで世界は・・・
2025.02.03放送
トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任しました。
「米国第一主義」を改めて打ち出し、
大量の大統領令に署名。
気候変動対策の国際ルール「パリ協定」からの離脱、
世界保健機関(WHO)からの脱退、
不法移民の流入を阻止するとして
メキシコ国境で非常事態を宣言、
連邦議会襲撃事件で起訴された1500人には恩赦、
輸入品に対する高関税を「ディール(取引)」の材料にするなど、
世界はトランプ政権に振り回されることになりそうです。
アメリカ政治が専門の前嶋和弘さん(上智大学教授)に
第2次トランプ政権の行方と世界への影響を聞きます。
前田春香アナウンサーのモンゴル・中央アジア取材報告もあります。
「ボランティア元年」から30年~被災地支援の現在地
2025.01.06放送
能登半島地震から1年、
阪神・淡路大震災の発生からもうすぐ30年になります。
1995年、阪神・淡路大震災の被災地には、
全国各地から自発的に支援者が駆け付け、
「ボランティア元年」といわれました。
しかし、2024年元日に起こった能登半島地震では、
道路が寸断されたこともあって、
被災地への救助や物資の輸送が遅れ、
ボランティアもなかなか集まらないことが問題となりました。
この30年間で何が変わったのでしょうか。
私たちは過去の経験から何を学び、
これからの災害に備えればよいのでしょうか。
30年前、阪神・淡路大震災の被災地で「足湯ボランティア」を始め、
これまで能登半島をはじめ、国内外の被災地で支援活動を続けてきた
CODE海外災害援助市民センター事務局長の
吉椿雅道さんといっしょに考えます。