2024年

7月 7日

もうすぐ創業120年! 従業員が誇れる会社づくり

先週に引き続き、ゲストは株式会社酒直 代表取締役 社長執行役員 酒本 徹さん。
今週は改めて会社の歴史を伺っていきましょう。
「創業は1905年、明治38年となっております。
設立が1949年、昭和24年1月。
今年で119年です。
実はもっと前から当社の事業があった話もありまして、残っている資料などで数えられる年から創業ということにしております。
この明治38年というのは、創業者で私の祖父である酒本直吉が商売を始めた年を起点としているんです。
当初は雑貨屋さんだったそうです。
私で3代目になりますね」。

創業者である祖父が基盤を。
そして、その息子で現社長のお父様が二代目。
「私の父は非常に怖かったですね(笑)。
商売の在り方について指南していただいたと思っています。
今に至るのは父のお陰です。
私が幼い頃から父は怖かったイメージですね。
もちろんそれだけではなくて優しい面もありましたが。
入社してから私自身が事業そのものを初めて知りました。
なんとなく事業のことは知っていましたが、具体的にどんなものを扱っているかなどは全然理解もしていませんでしたね。
私は元々違う業界に行く予定でして、方向性が変わって入社したのが二十歳の時でした」。

そこから時を経て社長に。
「決済の重みは感じますね。
今までは持ち上がってきた問題について判断をしていましたが、それに対して決算をしていかなければならない。
全ては私の責任。
わからないことはスタッフに尋ねながら、最終決断だけは自分でしていく」。

プロジェクトなどを進める場合、合議性を持ちながら進めていく?
「私がやりたいことがあって、それを中心に進めている訳ですが、やっぱりあるものの力を借りたいという思いはあります。
自分にないものがあればスタッフの能力を借りたいですね」。

未来へのビジョンを聞かせてください。
「従業員の方々によく言っているのは、誇れる会社を作りたいんだ、ということです。
誇れるというのは、従業員の皆さんが誇れる会社を作ろうよということ。
年商をいくらにしたいとか、会社の規模をこんなに拡大したいとかじゃなくて、誇れる会社。コアな部分はそこですね。
それに、明るくいたいと思うんですよ。
仕事をしていれば、くよくよすることもありますし、悩むこともあります。
怒った顔をすることもありますけどね。
基本的には明るくいたい。
よく身近なスタッフに、1回の人生だから面白おかしい人生を一緒に歩んでいこうよとも話しますね。
それが生きる全てなんじゃないのって。
だから、今を最大限に尊重してね、大事な1日だと思って生きることが大切だと思っています」。

社長の方向性と従業員の能力。
手を携えて未来へ進む。

先週に引き続き、番組プレゼントを酒本社長からいただきました。
「実はね、今日この番組の収録にあたって、うちの社員がどうしてもこれを言ってくれていうことで、ペーパーを渡されたんですよ。ちょっと読ませてもらっていいですか?」と酒本社長。
『紀州南部の梅林で生まれ育った南高梅を使い、その中でも皮が厚いなど業界内においては最も厳しい基準より厳選された最上級のA級品のみを使用しています。
味の決め手は、原材料と漬け込み回数へのこだわりです。
砂糖の中ではコクと甘みを持つ三温糖、艶とまろやかな口当たりにする、みりんを使用しております。
漬け込みの間には、海の有機酸やミネラル等のエキスが十分豊富な秘伝の漬け込み液をブレンドしながら、3回に分けて味のせをします。
そうすることで、南高梅に味が染み渡り、種までおいしい絶品の『宝梅』が出来上がります。
甘すぎず、酸っぱすぎず、幅広い年代の方にお召し上がりいただける逸品です』。

「言いましたよ、ちゃんと!」と酒本社長。
絆が見えるコメントですね。

<プレゼント>
今回、酒本さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「  宝梅 紀のなごみ(12粒入) 」を5人の方にプレゼント!
 ≪ 宛先 ≫
※ メール :  akarui@mbs1179.com
※ FAX  : 06−6809−9090
※ ハガキ :  〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「  株式会社酒直 プレゼント 」係
・当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

多角化の中には、それを支えている人の力が。
逆に力がないと多角化はなされません。
技術と人の力や思いが繋がっている証拠ですね。