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9月10日
先週に引き続き、ゲストは南出メリヤス株式会社の専務取締役 南出仁嗣さんです。
今週は改めて会社の歴史を伺っていきましょう。
「1953年に祖父が創業しました。
当時は物資不足の時代に肌着を作っていました。
二代目になってからは肌着からもっとおしゃれなものを作ろうと婦人服へ。
今は婦人向けですが、こだわったものづくりは男性にも受け入れていただけると思いまして、これからは男性向けも作っていければと考えています。
より良い服を日本中、そして世界へ届けていきたいと思っています」。
長い歴史の中でご苦労もあったのでは?
「元々肌着を作っていましたので、新しい商品の度に壁にぶつかります。
肌着からシャツに変わるだけでパターンが変わります。
より精度が求められますし、パターンが求められます。
常にトライ&エラーで乗り越えてきた歴史があります」。
専務はどういった経緯で入社されたのでしょうか。
「元々、会計の勉強をしていまして、大学も経済学部。
だから継ぐという感覚はなかったんです。
ちょうど大学2年の時に自社ブランドの『NARU FACTORY』ができました。
お、これはおしゃれなブランドができたなぁ、と。
これはいいと思いまして、乗っかろうかなぁと。
結果的に大学での会計の知識は活きていますね。
大学を卒業してそのまま入社しました。
他の会社でファッションを学ぶことはしなかったですね。
それは遠回りだと思いました。
外で学べていないということは自覚していますので、視野を広げる努力をしています。
海外に売っていきたいという思いもありますので個人的に英語の勉強もしています。
ずっと勉強ですね」。
目指す世界とは?
「アジアはもちろん、ヨーロッパ、アメリカにも出ていきたいですね。
食べ物や電化製品も良いものがたくさんありますが、日本のファッションもいいんだぞとアピールしていきたいです」。
入社されておよそ10年。
「コロナを経て直営のオンラインストアを立ち上げました。
このオンライン販売の売り上げが伸びたんです。
外出禁止の時は落ち込みましたが、ネットで売り上げは伸びましたね。
このオンラインストアも私が立ち上げました。
元々営業をしていたんですが、プログラミングを勉強したり、写真を撮ったり。
白いペンキを塗ってスタジオを自分で作って、機材を揃えて...。
全部自分で作りました。
『NARU FACTORY』のオンラインショップ、ぜひ見て下さい」。
お父様と専務でお仕事の分け方は?
「販売、デザインは私、父は給料や資金繰りなどお金の面ですね。
商品の方向性などは任せてもらっています。
日本のファッションはこれからもっと伸びると思っています。
生地、素材の輸出が強いというのは伸びる要素だと思います。
おしゃれさをどういう風に見せていけるか。
私がフィロソフィを真似しているのが帝国ホテルなんです。
本質的なところ、芯を持つ哲学といいますか、地に足の着いたおしゃれ。
こういったことを世界に発信していきたいです」。
未来のビジョンをお聞かせください。
「台湾、香港には出ていますが、将来的には欧米にも。
日本のものを世界に知ってほしい、これが目指すところです」。
<プレゼント>
今回、南出さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 リブニットセーター(黒/フリーサイズ) 」を1人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
※ メール : akarui@mbs1179.com
※ FAX : 06−6809−9090
※ ハガキ : 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 南出メリヤス プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。
アパレルの夢というか、明るい前向きなことをたくさん聞かせていただきました。
MADE IN JAPANのおしゃれの力、期待しましょう!