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7月 2日
先週に引き続き、ゲストは株式会社若水の代表取締役 小早川 優さんです。
創業はいつからなのでしょう?
「昭和26年、戦後すぐですね。
戦争中に私の祖父が後の関西電力、関西配電という会社におりまして、爆撃で切られた送電線の復旧工事をしていました。
何日も寝ずに作業を続けて、ある日、雨の中、作業をして肺炎を拗らせて亡くなったそうなんです。
祖母は子どもを5人抱えて何か商売をしようと考えて、石橋の商店街で菓子屋を初めました。
私の父がまだ中学生ぐらいだったと聞いています。
お菓子を焼いたりパンを焼いたりしていたそうです。
仕事が軌道に乗った2、3年後、宝塚の温泉の評判を聞いて小さな宿を開いたのが創業のきっかけです。
祖母はリヤカーを引いて十三まで仕入れをしたりしていたそうです」。
小早川社長は幼い頃から家業である旅館に馴染みはあったのでしょうか。
「旅館の中は遊び場になっていた時もありましたね。
迷路のようなものになっていましたし。
継ぐというか、自然と "そうするもんなんやな"と思っていました。
大学を卒業してから少しアメリカへ行きました。
そこでホテルの勉強をしました。
途中で父が病気になりまして帰国しましたが、その時すでに旅館の建て替えの計画が始まっていました」。
お父様と息子さん。
どのように歩みを共にされていたのでしょうか。
「建築は父が、運営は私が。
新しいホテルが建ってからは任せてくれましたね。
それはとても助かりましたね。
現在、パートさんを含めておよそ100人。
周辺人口が多いこともありますが、なかなか人を集めにくい時代ですね。
スタッフの中には宝塚歌劇が好きでその近くで働きたいという人もいます」。
宝塚観光協会の会長もお勤めの小早川社長。
これからの宝塚は?
「来年、2024年、宝塚歌劇が110周年、手塚治虫記念館が30周年、宝塚市が70周年。
それを盛り上げていきたいですね。
宝塚市は手塚治虫さんが青春時代をすごされた場所でもあります。
猫神社という神社がありまして、それは手塚さんが子どもの頃以前から今も存在していて、漫画にも登場するところがあるんです。
そういったスポットも紹介していきたいですね。
海外の方にももっとお越しいただきたいです」。
スタジオにお土産で炭酸せんべいをお持ちいただきました。
「生地に炭酸を入れることで気泡が出てサクッとした食感になります。
この宝塚の炭酸せんべいなんですが、デザインが『TAKARAZUKA TANSAN SENBEI』と英語で書かれているんです。
黄金家さんという明治30年創業のお店なんですが、その当時の人がこんな英語で書くかなぁと...(笑)。
もしかしたらこの英語のロゴも、もしかしたらウィルキンソンさんが関わっているのかなぁなんて話しています」。
宝塚温泉 ホテル若水では新しい試みも。
「ミツバチを飼っておられる方と知り合うことがありまして。
ミツバチの箱、養蜂箱を置いてみないかという提案をいただきました。
去年の夏からロビーの前の花壇に養蜂箱を置いています。
ニホンミツバチを飼っていまして、とても穏やかな性格なんです。
私も顔に網なども被らずに巣箱を覗いたりしています。
外来種のミツバチは季節ごとの花の蜜を集めますが、ニホンミツバチは年間通して花の蜜を集めます。
いろんな花の蜜を集めることから『百貨蜜』と云われているんです。
これから楽しみですね」。
未来のビジョンをお聞かせください。
「宝塚はまだまだ観光の資源があります。
日本で初めて、といったものも調べていけばあるそうです。
まずは地元の方から知っていただいて、広く発信できればと思います」。
まずは2024年、大きな周年が目白押しです。
<プレゼント>
小早川さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 ホテル若水 日本料理レストラン山茶花(さざんか)」温泉入浴付きご昼食『箱膳』ペア招待券 」を1人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX: 06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 株式会社若水 プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。
宝塚のパワーを改めて教えていただきましたね。
コロナも一段落、海外のみなさんにもこの魅力を知っていただきたいですね。