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6月25日
今週のゲストは株式会社若水の代表取締役 小早川 優さんです。
宝塚温泉 ホテル若水というと知っている方もおられるのでは。
「宝塚の駅前、武庫川が流れておりましてその袂に建っております。
もともと宝塚は温泉街としてスタートした街でして、一番多い時で5、60軒の旅館がありました。
温泉宿はうちで1軒、あとはホテルがいくつか」。
毎日放送のアナウンスセンターも若水さんに行ったことがあったそうです。
「宝塚温泉の特徴は仕事が終わってからすぐに行くことができる立地。
泊まってから仕事に行くこともできるロケーションなんです」。
どんな温泉なのでしょう。
「塩分と鉄分、ミネラルがたくさん入っている泉質です。
冬はとても温まりますし、神経痛が和らぐという評判もいただきます。
温泉の歴史になりますが古くは鎌倉時代の歌に詠まれています。
小林(おはやし)という荘園がありまして、藤原貴族が来たときに詠んだ歌が残っています。
その歌が詠まれてから今年が800年という節目の年です。
全国から宝塚歌劇を観にお越しになってお泊まりされる方もおられますね」。
コロナ前は武庫川沿いで花火大会があったそうですね。
「100年以上の歴史がありまして、かの小林一三さんが大正の初めに始められました。
最初の大会は全国の花火師を集めて競争するという大会だったそうです。
周りに建物が増えてきたことで安全が取りにくくなったこともあって休止しています」。
小早川さんは地元の観光協会の会長もされているとか。
「街なかの宝塚のイメージが強いかと思いますが、市域の3/4が自然に溢れた地域なんです。
西谷というエリアは上流に武田尾温泉があって、外国の方がよくお越しになっています」。
有名な『ウィルキンソン炭酸』も地元のもの。
「宝塚の温泉場で湧いていた炭酸水を瓶詰めして売り出したのがイギリス人のウィルキンソンさん。
神戸のハンター商会が精米の技師をされていたそうで、狩猟が好きで六甲山沿いに宝塚まで来られて泉源を発見。
イギリスに送って検査したところ素晴らしい鉱泉だということがわかって売り出すことになったそうです」。
温泉、歌劇、炭酸。
宝塚は魅力がいっぱいですね。
「新しい街のイメージで取られがちですが、歴史的に古いものがたくさんあります。
山本というエリアには植木があります。
日本三大植木産地としても知られている場所で、平安時代から続いているという歴史があります。
戦国時代は接木を発明した方が居られて、豊臣秀吉から"接木太夫"の称号を受けたそうです。
腹帯でお馴染みの中山寺の歴史は1400年。
西国三十三所巡礼の二十四番になっていますが、日本の観光旅行の始まりとも云われています」。
改めて『ホテル若水』の推しポイントは?
「お部屋をリニューアルしました。
露天風呂つきのお部屋ですね。
畳のお部屋ですが、そこにベッドを置いたりしています」。
コロナ禍はどういった営業をされていたのでしょうか?
「皆さんも旅行されませんし、緊急事態宣言時は人が動きませんでしたので、休業期間がありました。
打開策はなかなか難しかったのですが、やったことのひとつは温泉をお配りしたことです。
20リットルのポリタンクをドライブスルーのようにお渡しして、ご自宅で温泉を楽しんでいただきました。
20リットルなのでお風呂が全て満たされるわけではないですが、温泉の効能で体が温まったというお声をいただきました。
コロナが収まった時にはお礼にと、お食事に来ていただきました」。
会社の歴史は次週に続く...。
<プレゼント>
小早川さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 ホテル若水 日本料理レストラン山茶花(さざんか)」温泉入浴付きご昼食『箱膳』ペア招待券 」を1人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX: 06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 株式会社若水 プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。
地域の歴史を知るともっとその場所が好きになりますよね。
たくさんの観光資源、そして素晴らしい旅館のお話を伺えました。