2023年

1月 1日

休暇は営業所へ!? 培われた技術と信頼

あけましておめでとうございます。
本年も『日本一明るい経済電波新聞』をよろしくお願いします。ゲストは昨年から引き続き株式会社工事センターの代表取締役 末廣正治さん。
改めて創業から伺っていきましょう。
「1967年に父が創業しました。
その時は父が市役所に勤めていまして、夜にアルバイトしていたんです。
当時、エアコンが普及し始めた頃。
その時に役所の仕事より電気工事の仕事の方が忙しかったそうで、転身したのがきっかけです。
当時、カラーテレビも出たて。
家電製品のお医者さんみたいなものといって、テレビも修理していたそうです。
いわゆる技術屋ですよね。
法人を設立したのが1980年。
ちなみに生まれは67年で会社と同い年なんです(笑)。
当時、私が中学生でした。
箕面に住んでいまして、自宅にかかってくる電話をよくとっていましたね。
千里ニュータウンにどんどん引っ越ししてくる人がいました」。

設備工事業務をしながらも引越しに焦点を当てた仕事があると感じた創業者。
引越しセンターの工事部になるべく営業活動をしたのだそうです。お父様は技術から営業まで。
「器用な人ですね。
父は基本的に技術者。
腰道具をつけて現場に行っていました。
営業ができる者を連れて行っていたんでしょうね」。

幼き日の末廣社長、お父様が働く姿を見てどうでしたか?
「周りから"跡を継ぐんや"でと言われていました。
近所のおばちゃんからも"跡を継ぐんやて?頑張りや"と言われていたほどです。
中学校の時に法人設立されると色んなところに営業所ができるわけです。
引越しのシーズンは春休み、エアコンは夏休み。
その期間に営業所に放り込まれるんです(笑)。
家業を手伝え、といった感じです。
最初は中学2年生の時、東京でした。
仕事は現場の職人さんについていくんです。
営業所の所長さんの家にホームステイ。
中学3年生になったら名古屋に行ったり、新婚さんの家に滞在させてもらったり(笑)。
休みのたびに各地の事業所に行きましたね」。

多感な時期、スムーズに進んだのでしょうか?
「親には逆らえるけど他人には逆らえない。
現場に行くと"あなた若いのにえらいわねぇ"と褒められるんです(笑)。これはこれでいいなぁ、と。
今思うとうまく乗せられました。
技術的なことは学生の時に全て覚えましたね。
社会人になる時にはもうすっかり。
結果的に学生時代の休みの時は全て現場に行っていました」。

学生時代が終わってそのまま就職されたのでしょうか?
「そのまま入らず、一旦就職させて欲しいと言いましたね。
これから会社もコンピューターがいる。
それで自分の中で工事とは違うスマートな仕事をということで、コンピューターの会社に入社しました。
コンピューターのプログラムの研修を1年間、受けたのですが、これはいまいち...。
そこから広報に転属させられまして。
営業を推進させたり、イベントを仕掛けたり。
そこは楽しいですよね(笑)。
そこに3、4年経ってからそろそろ戻ってこないかと父からありまして泣く泣く東京を離れて大阪へ帰って来ました」。

社長就任は8年前。
これからのビジョンを聞かせてください。
「エアコンを丸洗いする『クリピカ』。
これをもっと知ってほしいです。
毎年スローガンを作っているんです。
今年のテーマは『情熱』。
コロナの閉塞感があって、暗いムードもあったりします。
このテーマをもとに現場から生まれてきたスローガンは、"真心込めた応対。技術。伝わる熱意と高まる信頼" 。
応対を技術に、そこで勝ち得るのはお客様からの信頼だ、と。
『スタッフ総選挙』というものもやっていましてね。
お客様に認めてもらった社員は評価してもらいたいというのが狙いです。
名刺にQRコードをつけてそこからアクセスしてもらって"いいね"をもらってキャップに☆をつけてモチベーションを上げています」。

確かな技術をお客様へ。それが社員の笑顔のもと。

竹原編集長のひとこと

明るい社長、明るいことが一番。
明るさが情熱につながり、それが社員の皆さんに伝わるんでしょうね。