2022年

12月25日

エアコンのプロが編み出した『クリピカ』
ゲストは株式会社工事センターの代表取締役 末廣正治さん。どんなお仕事をされているのでしょうか。
「"なんの工事の会社ですか?"と聞かれるんです。
もともとはお仕事をいただくところの会社の工事部ですよ、という意味だったんです。
実際の工事は引っ越しの際のエアコンを主体とした電気工事をしています。
最近は通販で買われたり、量販店で買われたりしますよね。
その取り付け、取り外しの工事をしています。
エアコンを外して引越し屋さんに運んでもらうんですが、そこと提携することでこの社名が活きるんです。
業務用より主に家庭用ですね。
洗濯機の据付もさせていただきますね。
給水の接続など下手すると水漏れしたり...専門業者に任せていただくと安心です」。

お店での購入だと取り付けサービスも付属しますが、エアコンも洗濯機もインターネットで買える時代。
単体で届く品物に対しても施工をしていただける。
「インターネットで買うと商品単体は安く買えるけれど、据え付けとなると別料金で、という場合が多いですよね。
そういったところも私どもでは承っております。
後々のメンテナンスを考えると専門業社に頼んだほうがいいと思いますね。
新品、中古、別の電器店で買ったものでもなんでもOKです。
アフターケアも承っています」。

取り付けだけじゃなくてクリーニングも。
「メンテナンスで『クリピカ』という商品があります。
丸洗いするエアコン分解クリーニングです。
大体、エアコンのクリーニングは設置したまま行いますが、私どもの『クリピカ』は工事業者なのでメンテナンス思考から入っています。
お客様のところに伺ってエアコンを取り外して、工場に持ち帰って全部分解し掃除します。
組み立ての際にグリスアップするので新品のようになります。工程に1週間かかりますので、エアコンを使い終わったシーズン後にご依頼いたくといいですね。
エアコンはきっちり乾燥しきれないとカビの原因になります。洗うのもそうですが、きっちり乾燥させてお客様のところにお持ちします」。

エアコンのプロならではの賢い使い方は?
「基本は付けっぱなしがいいといわれますが、家にいないのに付けっぱなしも気にかかりますよね。
ポイントは"温度差"です。
暑くなれば冷やす、寒くなれば温める。
これは当然だと思いますが、温度設定する時にエネルギーを使って電気代がかかってきます。
だから28度ならばその温度で後は自動運転。
さらに、サーキュレーター。
風で循環させることで省エネにつながります」。

規模感でいうと全国に展開されています。
「どこでオーダーをいただくかわかりませんから全国で12箇所に支店があります。北は仙台、南は九州まで提携している会社があります。変動もありますが、年間でいうと30万件のお仕事をさせていただいます」。

今年、クリピカの日も生まれたそうですね。
「9月15日は『クリピカの日』です。
夏場が終わったらメンテナンスへといった感じですね。
引越し時にエアコンを取り外すと上に埃がたくさん溜まっているんですよね。
そのまま新居に持っていくのも...。
それならばうちで預かって綺麗にしてから新居に設置という商品です。
分解クリーニングに名前がついているのってあまりないでしょ(笑)」。

会社の歴史は次週に続く...。

竹原編集長のひとこと

仕事を楽しくする、楽しくなる工夫がなされていると思います。
社長のお話しぶりがそれを物語りますね。