2022年

11月 6日

家族の想いをお菓子で受け継ぐ

先週に引き続きゲストは有限会社五感の代表取締役社長 浅田美明さん。
前回に続き、GOKANの美味しい商品をいただきます。
「『五感のマドレーヌ ええもん』は関西で"ほら、僕、ええもんあげよ"と子どもの頃に言われたことないですか? 
おにぎり型の『五感まんま』も同じく子どもの頃に誰もが言われたことがある"まんま食べ"という言葉から来ています。
そこに海苔のようなものを貼りました。お米を使ったカステラでお味噌が隠し味です。
この商品には河内長野の『天野酒』を使っています。
お酒の発祥が奈良と言われていますが、その奈良の方々が認めておられるのが金剛寺の文献に残っている『天野酒』なんです。
いわゆる"映える"ものではなくて味も素朴なんです。
うちの広報が素朴すぎると困っていますがね(笑)」。

厳しいお父様という話がありました。受け継がれたものとは?
「卸から小売に親父がチャレンジしたことですね。
それがあったから僕らは手伝ったし、それがなかったら今、この仕事をやっていないと思います。
経営が成り立つようになると意見がぶつかるわけですが...。
私と同年代の知り合いの店の方が、いいお菓子屋さんをオープンさせたことがありました。
それに悔しさを感じたんです。
親父にそれをいうと"お前はこの店があるからできるんや"と言われました。
自分ひとりではできないと言われたんです。
その時に菓子屋修行で弟が帰ってきたので親父との仕事を押し付けて私は離れました。
今は一緒にやっていますが、そんなこともありましたね」。

戻られたきっかけは?
「1992、3年の時でした。
41平米で2階建てのところを買って、2階の六畳二間に家族5人暮らして、下が店で。
そこでうまくいきました。
売り上げも順調だったのですが、弟は弟で店を仕切れないと言い出したこと、あと親父が前立腺がん、お袋が乳がんになったんです。
そんな時に親父が余生も楽しみたいと言ったんです。
弟からもやってほしいと言われました。
一旦出て行った身ですから、私に任せてくれるのだったら引き受けると申し入れたんです。
そうすると親父は"わかった"と言ってくれました。
ケンカしたり病気になったり。
でもそれがなかったら今はないんですよね」。

スタジオにはレモンケーキも。
「独立した時にはレモンケーキは作らなかったんです。
親父のメイン商品だったので、突っ張って自分は作りませんでした。
大好きな商品なんですけどね(笑)。
今日があるのも親父やお袋のおかげやなと思いまして、今のGOKANにあった形で商品にしています。
国産小麦といわぎレモンを使っています。
レモンケーキを作ると親父に報告したら嬉しそうにしていましたね。」。

GOKANのファミリーストーリーは商品に紡がれていきます。

<プレゼント> 今回、浅田さんからリスナーのみなさんにプレゼントを頂いております。
「 ええもんならべ(黒豆マドレーヌ5個 和栗マドレーヌ5個 レモンケーキ『レモンさん5個』)計15個入り」を、5人の方にプレゼント。
尚、応募方法ですが、公式番組Twitterのフォローとプレゼント告知投稿のリツイートをいただいた方の中から抽選で当選者を決めさせて頂きます。
ご当選されました方には、番組スタッフからTwitterにてダイレクトメールをお送り致します。
番組Twitterのアカウントはホームページに掲載していますのでご確認ください。
たくさんのご応募お待ちしております。

竹原編集長のひとこと

ご家族の物語が商品につながっていますね。
それがGOKANが生み出すお菓子独自のエッセンスだと感じました。