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9月 4日
今週のゲストは淀川電機製作所 代表執行役社長 二井愼一郎さん。
ものづくりの会社さんです。
実際にどんなものをお作りなのでしょう。
「電動送風機という風を送る機械、それとは逆に吸い込む集塵機。
さらに電動工具のグラインダーです。
ゴルフのアイアンのバンスを削ったり。
工場には必ずある製品ですね。
大きくはその3つが主力ですね」。
送風機、集塵機はどんなところで使われているのでしょう?
「送風機は皆さんが接するところは長野新幹線、現在の北陸新幹線の全ポイント、およそ140箇所に設置されています。
何年か前に入れ替えもありました。
この送風機で雪を吹き飛ばします。
雪が重いところは水で溶かすのですが、雪質が軽いと飛ばします。
ポイントによっては東北新幹線でも使われています。
他にも日本で最大のテーマパークにも使われています。
パレードをされる時に台の上で踊っておられますよね。
台車の下に送風機が入っていましてキャラクターにエアを送り込んでいます。
送風機自体は40cmぐらいの大きさのものです。
他のテーマパークさんにもお使いいただいています」。
扇風機は家庭用、送風機は出力が高く業務用的なもの。
そして集塵機は?
「ホースを繋いで局所で吸うものもありますが、一番ご要望いただくのはテーブルタイプのものです。
テーブル自体が集塵機になっています。
学生さんがお使いになるような大きさの机の上に穴が空いていまして吸い込みます。
作業をすると粉塵を吸い込むといったもの。
可動性があって移動できます」。
溶接する時には火花が出ます。
今年4月からの規制に対応すべく新製品も。
「以前から商品はあったのですが、機能としてあれこれつけることで高価なものになってしまいました。
軽く面積を取らない、リーズナブルを実現すべく大号令をかけまして製品化しました。
掃除機でも掃除をした後はフィルターの掃除をしますよね。
集塵機も同じです。
高価なものはコンピューターが内蔵されていて自動でしますが、廉価版はお手間をかけますがご自身で。
その分、お安く提供させていただいています。
しかし吸って濾過して清浄な空気を出すという機能は一切変えておりませんので」。
どんな風に製品が生まれているのでしょう?
「"私からこんなものはどうだ"という提案をしますね。
コストダウンの提案だとか。
モーターも汎用品ではなくて自社で作っているんです。
創業時からモーターは自社製品を搭載することを決めています。
販売台数が出ないものは汎用品を買った方が安いんですけどね(笑)
規格通りのモーターですと集塵機などファンが回せないことがあるんです。
モーターには軸がありまして規格品だと短いんですよね。
パワーも数段違います。
吸った熱が出ていくまでにモーターが焼けないように、さらに小さなファンを同軸で回すんです。
自社製品だと温風を出す風とモーターを冷やす風を同軸で生むことができるんです。
これは先代が考えたんですよ」。
会社の歴史は次週に続く...。
これぞ他所では出来ないものづくり!
自社製モーターへのこだわり、製品に息づいていますね。