2022年

7月31日

ゼロからのものづくり 遊びも後世へ

今週のゲストはユーザー株式会社の代表取締役 田中潤さん。
家庭用品からアウトドア用品まで幅広いものづくりをされていますが、ルーツはどこなのでしょうか。
「前身は昔、近畿地区のあちこちに婦人会というのがありましたよね。
府営住宅がたくさんあって、そこの婦人会に向けて商品を作って、回覧板をつけて回したのが始まりですね。
1950年代のことです。
『ラクチン椅子』は回覧板を10軒に回したら3軒から注文が入るという、その頃の3割バッターです。
当時は家庭用品が主力でしたね。
回覧板で回すために次から次へと商品を兄が考えていました。
私が入社してから『ユーザー株式会社』になりました。
"お客様目線でものづくりをしよう"と思って"ユーザー"という名前になりました」。

入社当時の商品はどのようなものがあったのでしょうか。
「お風呂の中に敷くマット、食器棚の中に敷くシート、タンスの中に敷くシートなどですね。
あのシートの素材が発泡ポリエチレン。
断熱材であり、クッション材です。
その流れでレジャーシートも作ったりキャンプ用品も作りました。
自分たちのスタイルがアウトドア系でした。
そういった理由からそちらの方の開発がスムーズでしたね。
創業者の兄とは18歳離れています。
入社の時は「ちょっと手伝え」「はい」といった感じ(笑)。
親父みたいでしたね。
私が社長を譲り受けてからはアウトドア系の商品が多いですね」。

3人の息子さんが後継として活躍されています。
それぞれご担当があったりするのでしょうか?
「それぞれ違いますね。
性格で担当を決めました。
遊び好きは店の方で(笑)アウトドアの店長です。
私とよく似ていて休みの日には家にいません。
一番上の息子は会社で営業を。
一番下はアウトドアブランド『ANOBA』を作って広告塔になっています。
雑誌などにも載っています」。

大阪難波・高島屋でイベントが。
「以前、高島屋さんの方からご要望があって、紳士靴売り場で『ANOBA』のイベントをやったことがありました。
思いのほか好評でして。
8月3日から9日まで1階の入り口すぐのところでイベントをさせていただきます。
難波・高島屋さんの館内でもすごくいい場所なのでプレッシャーですよね(笑)。
イベント限定の商品もありますよ」。

今後の未来のビジョンは?
「基本的にはゼロからものを作る会社です。
いろんな商品を作っていきたいんです。
今後は地域に密着した会社づくり、お店づくりを考えています。
地元・河内長野をどうやって盛り上げていこうか。
さらにアウトドアショップでファミリー層にもっとお店を利用していただいて、遊び方をもっと教えてあげたいという思いがものすごくあるんです。
遊び方を知らない子どもが多いんです。
和歌山県・御坊市で店主体のキャンプをするんですが、そこでも遊び方を教えてあげたいと思っています。
私たちは昔、山や川で遊んでいましたから。
アウトドアは防災に対しての準備でもあり、体験でもあります。
そうことも併せて伝えていきたいですね。
他にも私自身、地元に400平米ほどの農地を借りて、一部菜園にして一部キャンプができるところにしています。
そういった農地の使い方も面白いと思っています。
採れたものをそこでいただけますしね」。

ものづくりから遊びまで、ユーザー株式会社の想いは継承されていきます。

<プレゼント>
田中さんよりリスナーの皆さんにプレゼントをいただいています。
・エグゼ クーラーバッグ20L 2人
・ラクチンいす 2人
・FIELD J:ACKのシェラカップ 3人
ご希望の商品を明記の上、ご応募ください。
メール: akarui@mbs1179.com
FAX: 06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「  ユーザー プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

社長自身が楽しみながらビジネスをされています
地元への熱い想いもものづくり、仕事に表れていますね。