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1月16日
ゲストは先週に引き続き、株式会社マーキーズの代表取締役 廣畑正行さん
先週はスタジオでこだわりの子ども服をたくさん見せていただきました。
改めて創業からのお話を伺っていきましょう。
「1991年、堺市の旧62号線の浜寺公園近くに1号店を出店しました。
公園の近くなのでお子様連れの方が来てくれたらと思いまして」。
そこに至るまではどのような経歴をお持ちなのでしょう。
「大学を卒業して『ラングラージャパン』へ就職しました。
当時20代ですが勤めながらもずっと独立したいという気持ちがありまして...。
6年経った頃、ある小売業だった人が"2店舗目を出したい。うちで仕事してくれへんか"とお誘いをいただきました。
すでに子どもが2人、さらに家内の大反対。
今思うと、会社を辞めると決めてから家族に伝えたかも...(笑)。
26歳の頃でした。
新しい仕事先では店舗を任せてもらう他、
仕入れから販売もさせていただきました。
それを2店舗にするまで勤めまして、次はいよいよ独立だと思った時にまた家内が反対しました。
私は手応えを感じていたのですが、家内は"大人服は無理"ではないか...でも子ども服ならなんとか手伝う"と言ってくれました。
小さいし可愛い、夢がある。
それならば、と子ども服に舵を切りました。
それが1店舗目、91年でしたね」。
開店からスムーズでしたか?
「壁がありました。
大人服は個性的なメーカーがたくさんあったんです。
店舗の契約をして、さあブランドを揃えようという時に大手のほとんどは百貨店へ卸しているんです。
そこでアメリカからの商品、リーバイスの子ども服などを集めてスタートしました。
その当時なかった、アメリカンカジュアル系のものを揃えました。
お店も今でいうDIYで内装も自分で。
幸いにも父が大工だったので一緒に作ってもらいました。
それでも3ヶ月かかりました(笑)」。
スタートしてからは順調に?
「思ったほど売れませんでしたね。
その頃には子どもが3人に増えていました。
店舗の裏で子どもを遊ばせたりしていましたね。
当時、生活ができなかったので、思い切って朝の5時から2時までの昼の仕事をすることにしました。
近くにお寿司のチェーン店がありまして、その仕入れと配送です。
家内は朝から店舗で働き、午後からは私がというシフトでした。
寿司の仕事は社員でしたので生活費は確保できました。
そのおかげで思い切って商売にエネルギーを使うことができたんです」。
きっかけとなるお仕事が...。
「そうこうしているうちにお客さんに認められ出したんですね。
百貨店にない商品で品揃えが変わっているとクチコミで広がって遠方からもお越しくださいました。
そこから思い切って朝の仕事を辞めて、アメリカ村に店を出しました。
テレビではPUFFYが人気で古着が流行っていた時期でした。
先輩がアメ村で店をやっていたおかげでアメリカまで仕入れに行きました。
1回行くとおよそ1ヶ月。
5000kmの仕入れの旅でした。
当時、子ども服の古着がなかったのでアメリカ村で人気になりました。
そして次に『岸和田カンカン(ベイサイドモール)』というショッピングモールに初めて出店したんです。
2軒目のアメリカ村、3軒目の岸和田も内装を自分で作りました。
その時、奥さんがデニムのパッチワークで看板を作ってくれたんです。
今でも大切に置いてあります」。
日本製に拘ったJIPPONをはじめブランドも8つ展開されています。
「最初から5、6つありました。
それに加え世界のナショナルブランドもあります。
初めからテイストの違うブランドを展開していて、お客さんはそのブランドがうちのオリジナル商品だとはご存知なかったと思います。
自社ブランドを作ることは全部自分でやりましたね。
オリジナルブランドのそれぞれに"マーキーズ"の名前を入れはじめたのは、ここ5年ほどです」。
未来のビジョンはどう描いておられますか?
「商品は日本製です。
だからこそ海外市場を目指したいです。
特に憧れているアメリカ。
アメリカでうちの子ども服にどんな反響があるかみてみたいですね。
ニューヨークやロスにうちの服があるとスタッフのテンションも上がります。
海外に行くためには日本でより有名になりたいですね」。
アメカジを取り入れて生まれたマーキーズの子ども服。
次は生まれ故郷とも呼べるアメリカを目指します。
今回、廣畑さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 オリジナルエコバッグ(非売品) 」を5人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール: akarui@mbs1179.com
FAX: 06−6809−9090
ハガキ: 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 マーキーズ プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。
自分で考えて自分で作ったお店。
服の作り手、売り手の思いがお客さんにもきっと伝わっていると思います。