2021年

12月12日

美味しいパンで健康と体づくりを目指す

ゲストは株式会社オリエンタルベーカリーの常務取締役 宇野大さん。
オリエンタルベーカリーといえば、街で配送の車をよく見かけます。
改めてお仕事の内容を伺っていきましょう。
「業務用のパンメーカーです。
喫茶店、レストランやホテル、学校給食、病院、老人ホームなどに納めさせていていただいています。
業務用パンの中では関西シェアNo. 1です。
お届け先は2万軒近くになります。
パンメーカーでありながら、流通サービス業としてお声を聞きながら商品開発につなげています。
パンの種類も様々で病院や老人ホームはカロリー計算をしますので、それに合わせた商品展開。栄養成分を調整したものもあります。
妊婦さんでいうと鉄分強化をしたパンなどもあります。
他にも機能性パンとして塩分を減らした減塩パン、老人ホームやアスリート向けのタンパク質を強化したものもあります」。

スタジオではお作りになっているパンを試食させていただきました。
「『無塩パン』などは病院で使っていただくこともあります。
退院後、同じもの食べたいというお問い合わせもいただき、ECサイトからお買い上げできるようにしています。
『無塩パン』は単に塩を抜いてできるものではないんです。
試行錯誤をして開発におよそ半年かかりました」。

公認スポーツ栄養士認定のパンも。
「アスリートを応援するパンです。
よく体を動かすアスリートは1日3食の栄養では足りません。
その補食ということで開発したもので糖質やカロリー、タンパク質を強化しています。
甘い系からおかず系まであります。
学生さんからの声も反映させていまして、学校のクラブ単位でお買い上げいただき、部室や教員室まで配達させていただきます」。

宇野さんご自身も中高大学生の時にラグビーをされていたそうです。
「現役時代に体づくりをして体を大きくしたかったんです。
ですが、当時は栄養のことをあまり知らなかったんです。
そんな経験もあってアスリートに貢献したいという思いがあって、2017年から製造を始めました。
大学の同期のラグビー選手で現在はコーチングをしている二ノ丸友幸さんがいます。
話を聞くと各チームで補食に困っているそうなんです。
練習中、マネージャーがずっとおにぎりを作っているとか、練習の時間中に近くのスーパーに買い出しに行って160名分のゆで卵を作っているとか。
補食は思った以上に手間とお金がかかるんですよね」。

新型コロナウイルスはどういった影響がありましたか?
「学校関係は2020年4、5月には完全に止まりました。
外食関係も4、5月は完全にストップしましたので、先の不安もありました。
それとは逆に一般消費者向けのオンライン販売が一部伸びました」。

会社としてのやり方も変わってきたそうですね。
「今までは飛び込み営業、ご紹介が中心でしたが、地道な活動もしながらウェブ広告なども使いハイブリッドで進めていきたいと思っています。
ネット販売では無塩パン、アスリート向けのパン。
美味しさで皆さんの健康や体づくりに貢献できたらと思います」。

会社の歴史は次週に続く...。

<プレゼント>
宇野さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
『 焼き菓子セット 』を5人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール: akarui@mbs1179.com
FAX : 06−6809−9090
ハガキ: 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 オリエンタルベーカリー プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

ご自身のラグビーの経験からこれからのアスリートを食で支える。
素晴らしいお仕事をされていますね。