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9月19日
今週のゲストは岸和田観光バス株式会社の代表取締役社長 中井秀樹さん。
バスを中心として旅行業やレストランも営んでおられます。
そんな岸和田観光バスの車両の色はピンク。
中井社長も薄いピンクのシャツをお召しでした。
「現在の車両の色は今風のショッキングピンクですが、創業当初は淡いピンク色でした。
観光バス事業は父親の代で作ったのですが、父は教育事業の一環と思っていたようです。
幼いお子様に乗っていただく車両にイラストを入れていました。
その下地がピンク色だったのです」。
ピンクのバスは東京オリンピック・パラリンピックでも活躍したそうですね。
「7台、予備要員を入れて8名、20日間稼働しました。
こういった国際的な事業に参加することができて、実際のバスを運転した彼らは子どもや孫に自慢できるなぁと話しています」。
ひと口にバスといえども、観光バスや高速乗合バスなど色んな種類がありますね。
「それぞれ許認可が違うんです。
例えば観光バス事業は『一般貸切旅客自動車運送事業』、高速バスは『一般乗合旅客自動車運送事業』の中で高速バスと乗合バスに分かれています。
バス事業は許認可事業で運賃も認可です。
色んなことが事細かく法律で決まっています。
順法であることが第一です。
ドライバーの健康管理をはじめ健康診断や脳ドックなどを加えてより安全性を高めていっています
安全基準でいうと飛行機、バス、鉄道、船も安全という観点からすると差がないです」。
自社で運行管理などをはじめ、多くの規定が設けられています。
そしてレストラン事業も。
「『レストラン日本』といいます。
岸和田に鉄鋼団地というものがありまして、そのお客様に接待用などでお使いいただこうと生まれました。
"泉州にフランス料理を"というイメージです。
古くからのお客様がお子さんやお孫さんをお連れくださったり、ご愛顧いただいています」。
こちらの『レストラン日本』は竹原さんも何度か足を運んだことがあったのだとか。
「現在はコロナ禍で稼働していませんが、2階には100人前後の宴会ができる会場が2つございます。
ワインにもこだわっていましてね。
フランスワインなど私の好みも入っているかもしれませんが(笑)。
鉄板コーナーもありまして美味しい和牛をご提供しております。
鉄板のお料理はとてもお得なんですよ。」。
さらには国内旅行事業も。
「バス事業と関連しておりますので、ご要望によってパッケージを変えることができます。
このコロナ禍ですが、元からインバウンド事業をしていなかったんです。
それよりは国内、地元のお客様を大切に。
例えば"ピンクのバスで旅行に行った"という思い出作りのお手伝いをしたい。
そんな気持ちです。
コロナ禍でありますが、契約の送迎バスなど全体の半数ほどあります。
こちらの方は全く影響がありません。
他にも大学の定期的なバス運行もしています」。
多角的なお仕事が功を奏している岸和田観光バス株式会社です。
会社の歴史は次週に続く...。
地域のためのバス、そしてレストランに旅行業。
社名に地域のお名前が輝いていますね。