2021年

3月 7日

2025年大阪・関西万博への想い

今週は4年後に開催を控えた大阪・関西万博をもっと知るべくスペシャルゲストをお迎えしました。
2025年日本国際博覧会協会副事務総長の森清さんです。

竹原さんとは森さんが近畿経済産業局長をおつとめになっていた時代からのお知り合いなんだそうです。
「4年前にある時、上司に呼ばれまして。"森くん、関西弁しゃべれるやろ"と。私は京都の宇治市出身でもちろん関西弁は話せます。
関東の言葉も話せませんし、海外での仕事もあったのですが、英語も関西弁だと言われます(笑)。
その時はまだ万博の誘致の段階でしたね」。

2025年日本国際博覧会協会に就任されるときはどんなお気持ちでしたか?
「近畿経済産業局時代に記者の方をお話しする時、"万博が大阪に来るとどうなりますか?"など質問をいただくんです。
その度に私は、もう少ししたら協会ができますのでとお答えしていたのですが、まさか自分がその協会へ出向するとは(笑)。
このお話をいただいた時は関西に貢献できると嬉しかったですね」。

協会に就任されてからどんなお仕事をされていますか?
「万博については色んな思いを持った方がおられます。
私としてはその方々の思いを伺って、さらに上層部にお話をするという感じです。
4年後向けてたくさんの意見を出していただいて、それが成功への掛橋になると思いますね」。

改めて『基本計画 5つの特徴』ですが
・海と空を感じられる会場
・世界中の「いのち輝く未来」が集う万博
・未来の技術と社会システムが見える万博
・本格的なエンターテインメントを楽しめる万博
・快適、安全安心、持続可能性に取り組む万博

「『海と空を感じられる会場』ですが、咲洲庁舎からの景色を見ると海の万博と思います。
万博会場から海が見える設計になっていて夕日がとても綺麗だと思います。
会場の広さも155ha。日本を代表するテーマパークのおよそ3倍あります。
万博なので各国からのパビリオンの招致をはじめ、企業のパビリオンも楽しみですね。
今回の試みとしては万博協会でテーマを決めて、8人のプロデューサーにイメージを膨らませていただいていて、
そこに企業様に協賛いただいてパビリオンを作ろうと思っています。
これは70年万博にはなかった発想です」。

70年万博はエネルギーなど新しい技術にも注目されました。
今回はいかがでしょうか?
「カーボンニュートラルと言いまして、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするという世界的な動きがあります。
そこで万博の会場ではCO2を出さないでできないかという試みがあります。
空飛ぶ車も10個ぐらいのプロジェクトがあります。この万博が商用化のきっかけになればいいですね。
デジタル面でいいますとリアル世界の万博に加えてバーチャル世界での万博ができないかという方向も各方面からのアイデアがあります。
80億人みんなで繋がる世界があればいいなと思います」。

世界的な動きでいうとSDGsも。
「日本が一番、バッジをつけて、17の目標も理解してもらっている国だと思いますね。
ただSDGsができたのは2015年で2030年への目標なんです。
私たちはこの目標の作成過程に参加してませんよね。
サスティナブルの次の概念は? さらに違う概念かも...? 
例えばその17の目標の中にはSNSに代表されるデジタル社会についてのことは入っていないんです。
2025年には次の2030年以降のSDGsを大阪・関西からSDGsの後"SDGs+beyond"をこの万博で考えていきたいと思います」。

さらなる大阪・関西万博については来週に続く...。

竹原編集長のひとこと

具体的な話が続々の大阪・関西万博。 新しい時代のSDGsも楽しみですね。