2021年

1月24日

暮らしに役立つパイプは社員の自主性が生む

今週のゲストはヒグチ鋼管株式会社の代表取締役・樋口浩邦さん。
まずはどんなお仕事をされているのか伺っていきましょう。
「主に鉄のパイプを作っています。
材料を仕入れまして、それを切断したり穴を開けたり曲げたりの加工を施したり、店舗什器の柱になるスイートパイプと呼ばれる物を加工したりしています」。

私たちの周りではどんなものがあるのでしょうか?
「店舗什器ですと、パイプに穴が空いていて高さが調整できるもの、あとはホワイトボードのフレームなどもあります。
建築物で使われるものではなく肉の薄いパイプを販売しています。
このスタジオ内でもテーブルの脚、マイクのスタンドもパイプですね」。

ヒグチ鋼管株式会社の強みとはどんなところでしょう?
「パイプ専業ということですね。
さらには地域に特化しています。
大阪東地域です。
東大阪、八尾、松原、門真、大東。
市内ですと平野区、生野区、東成区、城東区。
このエリアに町工場がありますので密着型で材料を供給させていただいています。
地域密着ということで納品の速さ、即納も強みです」。

お仕事をされる上で社員さんとはどんなコミュニケーションをとっていらっしゃいますか?
「部課長クラスが集まって業務改善をしています。
その会議自体をすることで実際は手が止まります。
手が止まるということは生産性が下がると思いきや、怪我を防ぐことや、業務の能率、効率をあげることを話し合っているので、結果的に生産性が上がることにつながっています。
この中で社員同士のコミュニケーションをする機会や意識も高くなっていますね。
そのせいか外から入ってこられた方には活気があっていいね、賑やかだねと言われます(笑)」。

その会社の明るさなどはご指導された結果なのでしょうか?
「社員の自主性に任せている部分は多いですね。
普段の振る舞いも結果的に全て自分に返ってきますし仕事にも返ってきます。
毎日の所作に全てがあると思います。
それをわかっていると仕事の質が上がってきます。
社員のことを考えつつ、ある意味ほったらかしの方がいいと思いますね」。

社長は得度されているそうですね。
「得度したのは2015年です。
人間形成、自己形成において考え方は変わりましたね。
利益や収益の源泉は一人一人の人間力にかかっていると思います。
その人間力がないと会社は続いていかないと思いますね」。

ホームページでも展開されていますが『ひぐちん通信』とは?
「80号を超えて、かれこれ6年ほど発行しています。
権限委譲していく中で私とお客様との接点が少なくなっていきましたので、こういった通信を作ることでお客様との繋がりを保とうというものです。

請求書をお出しするときに一緒にお送りしています。
ほとんどプライベートのことを書いていますね」。
社長のお人柄が伺える通信になっています。

会社の歴史は次週に続く...。

竹原編集長のひとこと

会社の明るい雰囲気は社長が見守っていてくださる安心感からなのかもしれませんね。
明るい職場で明るい仕事ぶり。
いい商品が世の中を明るくします。