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11月15日
今週のゲストはサナダ精工株式会社の代表取締役社長・眞田和義さん。
実は竹原さんとは親しい間柄。
どんなものをお作りになっているのでしょう。
「大阪で唯一の村、千早赤坂村に本社と工場を構えております。
眞田グループがありまして、その3つが同じ千早赤坂村にあります。
うちは100円ショップで売られているプラスチック生活用品を作っています。
種類でいうと、色違いも合わせて1000アイテムぐらいですね」。
大手100円ショップともお取引があるそうで、キッチン周り、収納などなどリスナーの皆さんのおうちにもお使いの商品があるかもしれません。
「プラスチック製品は製造者の刻印があります。
品質表示法として刻印するのですがみてもらえると分かりますよ」。
お忙しい時期などあるのでしょうか?
「繁忙期は新生活を始められる時期ですね。
キッチン、ランドリー、バス、サニタリー用品などお店でたいていのものは揃うので一気に買われるのだと思います。
他にも色んな商品が意外なところで売れたりしますね。
例えば『ハイヒールちりとり』。
背が高いのでゴミが取りやすいと評判なのですが、雪国に行くと雪かきに使っていただいています。
事務用品でA4サイズのトレイと引き出しを組み合わせて作る棚があるのですが、それを車の中のトレイにしたり」。
1番の売れ筋はどんなものなのでしょう?
「収納とキッチン用品ですね。
例えばうちでいうと電子レンジの調理グッズ。
入れておくだけで料理ができる時短グッズなどは評判です。
家事の洗いもいのを減らしたいとか、パスタを手軽に作ることができるものであったり。
ユーザーさんがアレンジレシピを考えていただいて。
HPにもレシピ展開をしています。
使っていただいて生活の中でお役に立てれば嬉しいですね。
実は商品の中でも100円でできる限界はA4サイズぐらいなんです。
同業他社の製品でもコストパフォーマンス高いものを見ると100円でよくできるなぁと感心します(笑)」。
アイデア満載の商品ですが、どうやって生まれるのでしょうか?
「商品企画部がありまして、そこで考案しています。
そこでアイデアを出し合って商品に。
コロナウイルス禍の中では私たちの考えた製品は日用品として生活に必要なものだったのでしょうね。
たくさん手にとっていただけました」。
最近ではプラスチック素材の海洋ゴミ問題もありますね。
「よく取り沙汰されていますが、普通におうちで使うものはたやすく壊れるものではないんです。
ただ紫外線には弱い。
使い方で長く使うこともできます。
安いからといって捨てない。
大切に使っていただきたいですね。
社内では出た不用品は粉砕機にかけて再利用しています。
しかもそれを人力でやろうと(笑)。
自転車を漕いで潰して、圧縮も人力。
地元の小学生も見学にきますよ。
プラスチックもゴミにならない仕組みがあります。
その作り方も公開しています。
HPはキャッチーなデザインですね。
「サナダくんですね。
リニューアルするときに村のいいところを紹介して、村から商品を知ってもらうようなイメージで作りました。
HPをリニューアルしてから新卒採用も安定していますね。
私たちの合言葉は"愛されるプラスチックを作ろう"なんです」。
会社の歴史は次週に続く...。