2020年

11月 8日

体のためにわかって使う漢方の"法"

先週に引き続き、今週のゲストは株式会社阪本漢法製薬 代表取締役社長 阪本勝義さん。
数々の商品や原料であるまむしのことについてお話を伺いましたが、改めて会社の歴史について聞かせてください。
「私で六代目です。
私の父が漢方を売る会社とドリンク作ることを始めました。
漢方の"方"が"法"になっているのは、使い方がわかってものを作らなければならないという心構えです。
"漢方"を使う"方法"をわかって使う」。

家伝薬というお話もありました。
「古くから薬のことをやっていましたね。
元々紀州藩の藩士で製品を作り出したのは公文書として大正8年とされています。
1918年に疫病があって収束したのですが、その時に薬を作ってくれという政府の方針があったそうです。
実際はもう少し古くから薬を作っていたらしいですが。
赤まむし膏は当時にすでにあったと聞いています」。

社長は早くからこのお仕事に就くイメージをもたれていたのでしょうか。
「東大阪市の石切に住んでいたことがありまして。
近くに坂がありまして、自宅に水車があってその杵で生薬を粉末にしていました。
薬を作っていたんですね。
物心ついた頃からそれを見ていたので自ずと道は見えていましたね」。

阪本社長ご自身はいつから入社されたのでしょうか?
「私自身も薬学を研究していました。
大学院に通っている時に父が亡くなりまして、すぐに入社。
母が社長になり、私は生産と研究開発担当をしていまし」。

会社の経営で厳しい時はありましたか?
「ドリンク剤は砂糖を使っているのですが、昔は人工甘味料でした。
実はそれが発ガン性物質ということがわかって切り替えるのに大変でした。
健康のための商品ですから当然ですが、廃棄するものお金がかかりますし大変でしたね」。

これからのビジョンはどう描いていらっしゃいますか?
「成書を純粋に守ることが漢方薬の原点だと思っています。
漢方薬は天然成分なので自ずと飲む数が多くなりますが、少なくする努力もしています。
うちの製品は中身が多いのよその商品より値段が高い。
でもこれは妥協せずに販売していきたいんです。
使い方も含めて製剤技術を高めていくことも。
変革も大切ですが、変えるところは変える、伝えるものは伝える。
そのバランスが大切だと思います。
時代背景で薬は変わります」。

逆説的にいえば、
薬は時代を表すのかもしれません。
株式会社阪本漢法製薬のあゆみは続きます。

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≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 阪本漢法製薬 プレゼント 」係
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竹原編集長のひとこと

守るべきところ、挑戦していくこと
絶えず進んでいくことを学ばせてもらいましたね