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4月19日
今週のゲストは株式会社サイエンスの取締役会長 青山泰明さん。
話題の商品をお作りになっている会社です。
青山さんはその生みの親。
「私の会社が作るのは水と空気を使った商品なんです。
ミラブルという商品を作っています。
実は私の娘が重度のアトピー性皮膚炎でした。
親としたら辛い。
色々と試したのですが恒久的な対策になりませんでした。
そんな時にある大学の文献で塩素の吸着とアレルギー対策というものを見たんです。
水には殺菌用の塩素が入っています。
人が入った後のお風呂のお湯って少し柔らかくなったような感じがありませんか?
それは塩素が吸着するからなんです。
20数年かかってわかったのは娘は塩素系アレルギーだったということ。
シャワーヘッドの中に塩素を取り除くものをつけてシャワーだけで過ごさせたら、2ヶ月ぐらいで症状の改善がみられたんです。
それならば、ということでサイエンスウォーターシステムという家の大元につける浄水器を作りました。
どの蛇口からも浄水が出るようにしたんです。
口につける水、肌につける水も重要です」。
CMでもおなじみの『ミラブル』はどんな商品なのでしょう。
「小さな泡を作って洗うんです。
ファインバブル工業会というものがありましてISOを目指した団体。
何ミクロンを何バブルという基準がなかった。
100ミクロン未満をマイクロバブル、もうひとかた1ミクロン未満をウルトラファインバブルと呼ぶんです。
総称してファインバブルと呼ぶことが国際標準になりました。
それまで日本が提案して国際標準になったのがそれまで4つだったんですが、これが5つ目となりました。
最初はマイクロバブルという名前だけで怪しいと言われたりもしましたけどね(笑)。
効果は絶大で水で汚れが落ちます。
負電位のため、微小なゴミを吸着して水面に浮上させる性質を持っているんです。
当初はBtoBでタカラレーベンさんをはじめ、他の住宅メーカーも採用してくださいました」。
現在、商品は大ヒット中ですね。
「よく話題にしていただくウルトラファインミストミラブルPlus(シャワーヘッド)は1年半で36万本を売り上げました。
1ccの泡の数が2000万個。
分子レベルで肌とインクの間に入って浮き上がらせる仕組みです。
ウルトラバブルの時は通常よりも6割も節水できるんですよ。
元々はシャワーヘッドよりも先にサイエンスマイクロバブル トルネード(マイクロバブル入浴装置)があったんです。
顔と髪の毛を綺麗にするためにお使いになっている多くのお客様がお風呂に潜っていると聞きまして。
それならば、と生まれたシャワーヘッドだったんです。
最近ではありとあらゆる産業から用途開発のご依頼を頂きはじめまして、国立がんセンターから共同研究の依頼をいただいたりもしてますね」。
最近のコロナウィルスによる世の中の情勢はどう見ておられますか?
「みんなが自分自身で暗くしているような気がして仕方がないんですよね。
自粛するべきものは自粛するべきなんですが、気持ちは自粛はしてはいけない。
先日、日経新聞の全国版に広告を出したんです。
その広告を見た方から"勇気をもらった"と励ましのお電話をいただいたりしました。
うちの社員って右の胸には赤ボタンっていうスイッチ、左のボタンに黒ボタンがついてることになっているんです。
赤ボタンは積極的スイッチのボタン。
物事を進める自分が心の中で黒ボタンを押してしまうと成功の道はない。
こういう状況だからこそ社員と赤ボタンを押して「サイエンスは希望の灯りになろう」と言い合っています。
会社の歴史は次週に続く...。
赤いボタンと黒いボタンのお話、いいですね。
青山会長は常に赤いボタンを押していらっしゃいますね。