2019年

11月24日

創業95年 100年へ向けての冒険へ

先週に引き続いてゲストは小倉サンダイン株式会社の代表取締役・川崎厚志さん、常務取締役・小倉尚子さん。

もともと小倉サンダインという会社は小倉さんの代々から続く会社。
川崎さんは小倉さんの妹さんのご主人です。
いつからこの会社をされていますか?
「創業は関東大震災の翌年です。
今年で95年になります。
震災のあおりを受けて横浜に入っていくはずのゴムが神戸にきたと聞いています。
そこから神戸がゴムの産業でも発展しました」と小倉さん。
川崎さんはどういった経緯で小倉サンダイン株式会社に?
「私はもともと神戸のアパレル会社に勤めていまして。
そこから縁あって、現在の会社へ勤めることとなりました」。

現在は川崎さんが代表を務めていらっしゃいます。
就任された当時を振り返ってみていかがですか?
「私が社長になった時が一番大変でした
世の中は変化していくものです。
会社からは変革を求められていた時でもありましたから、世の中の変化についていくことからでした。
知らない間に環境が変化して、悪くなっていることもあります。
いかにそこに新しい風を入れていけるか...と思っていました」。

どんな取り組みをされたのでしょう?
「ならぬものはならぬもの。
新しいことをしないと、この先がない。
すなわち明日がない。
仕事の中で信頼は大事にしたいと思っています。
しかし長いことやっていると"今のままでいいや"と思いがち。
私は移り変わりの早いアパレル業界にいたものですから、時間が経ってもそのままずっとあるなんてありえないと思っていました。
その新しい方針や考えが合わなくて辞めた方もおられました...」。

お仕事の中で社員さんとはどんなお話をされますか?
「だいたい僕が"やりたい"ということは反対されるんです(笑)。
やるというと皆さんから怒られる。
それでも進めていきたいんですよね。
社員はとても真面目で突拍子も無いことはしません。
その中で気を使わない環境を作るのも僕の仕事だと思っています。
例えば"嘘をつかない"ということ。
あと"失敗を早く伝える"といったこともそうだと思います」。

95年という節目です。
何か展開は?
「ミラブルの販売など、ヒット商品があってモチベーションが上がったというのもありますね。
私が65歳で100周年を迎えます。
規模を大きくしてグローバルにしたいということ。
今後海外への進出を含めて外国人も雇いました」。

さらに将来のビジョンとしてはどんなものをお持ちですか?
「売上もさることなが、存続も大切だと思っています。
続けていくことですね。
少し話は飛びますが、漫画の『ONE PIECE』が好きでして。
あの漫画よくできてるんです。
仲間がいて一緒に同じ方向を向いて進む。
困難があっても助け合って。
あの漫画ではないのですが、ワクワクを持って次の冒険に進む。
そんな会社になりたいと思っています」。

100年に向けて新たな進路を。
小倉サンダイン株式会社の冒険は続きます。

竹原編集長のひとこと

川崎社長と小倉常務、とてもいいコンビです。
助け合いとコミュニケーションがお二人から感じ取れますね。