2019年

9月 8日

連携の力が生んだ新商品・ダッコリーノ

ゲストは株式会社カワキタの代表取締役社長・河北一朗さん。
竹原さんとは長いおつきあい。
東大阪のものづくりをされている方の中でも有名な方です。
改めてお仕事を伺っていきましょう。
「プラスチックを中心として雑貨、キャラクターグッズのOEM、自社ブランドも展開しています」。

私たちが身近に使ったことがあるかもしれない商品も手掛けておられる株式会社カワキタ。
たくさんのお仕事をされています。
「商品の機能やアイデアは弊社のものなんです。
それを大手企業さんに使いませんか?というご提案という方向、そして、お客さんから相談を受けてサポートをさせてもらって一緒に作るという方向。
この二つがあります。
弊社は女性スタッフが多くて、女性の目線やお子さんをお持ちであったりするとそこからアイデアが出る。
商品一つ一つに私たちのアイデアや想いが詰まっています」。

自社ブランドについても伺っていきましょう。
「OEMは決定権が100%お客様です。
現状プラス他のお仕事をしてリスクヘッジしようとカワキタの名前でスタートしました。
OEMのお客様と競合しないことが絶対として。
そんな中、カバンが抱っこ紐になる"daccolino(ダッコリーノ)"を生み出すことになりました」。
『daccolino(ダッコリーノ)』とは、安全性に配慮した、歩き始めた子供が対象の"ちょい抱っこ用カバン"。
「子供ビジネスは宗教や人種が変わっても海外でも通用すると思いまして。
元々は東京のサラリーマンでお子さんをお持ちのお父さんのアイデアだったんです。
試作品も作っておられました。
それを拝見してこれは役に立てるに違いないと思いましたね。
私も二人の子供がいますが抱っこ紐を使ったことがありませんでした。
この商品の誕生で従来と違う抱っこ紐になりました」。
https://www.k-kawakita.com/about/#daccolino

パッと見た目、ショルダーカバン。
しかし、お子さんの腰を支え、背中あてがあってずり落ち防止などの高い安全性。
さっと抱っこできる機能性と800gという軽量。
そしてスタイリッシュ。
日本製のアルミシャフトを入れることで20kgの積載可能。
抱っこしながらカバンの中身を潰さずに収納できます。

「カワキタだけではできなかった仕事だと思います。
多くの方々がこのダッコリーノを作ってくださったんです。
三者ほど工場を断り続けられまして、有名ブランドのお仕事をされているところで作ってもらっています。
連携の力が生んだ商品です」。

開発中にさらに生み出したものも。
「ダッコリーノを開発中にただの便利なものじゃないと思ったんです。
歩くということは二足歩行の子供の脳や体が進化している。
食育という言葉があるように抱いては歩く子育てを"歩育(ほいく)"という考え方も生まれました」。

その他、東大阪市らしく花園ラグビー場の改修工事の際に出てきたラグビー場ならではのものを再利用してメモリアルグッズ・リメンバー花園として商品に。
新たな商品が生まれ続けています。
会社の歴史は次週に続く...。

河北さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
花園ラグビー場のメモリアルグッズ「 花園席番キーケース 」
こちらをお1人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 株式会社カワキタ プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

ダッコリーノの誕生ストーリーは素晴らしいですね。
顧客への気遣い、ユーザーへの心遣いが感じられます。