2019年

7月28日

社員との取り組みで仕事のモチベーションを上げる

ゲストは株式会社タカラレンタックスグルーブホールディングスの代表取締役社長・宮野純さん。
どういったお仕事をされているのでしょうか?
「不動産の賃貸、お部屋探し。
レンタックスは管理をしています。
うちの祖父から始まった会社で今年で創業52年になります」。

御社の特色とは?
「アパマンショップという不動産賃貸仲介のお仕事がありあますが、大阪兵庫で21店鋪を運営しています。
レンタックスは8000室、5〜600の家主様の物件を管理しています」
お部屋の賃貸や管理のお仕事で大変なことはありますか?
「去年の夏は西日本で豪雨でした。
災害があるとクレームが集中するので大変ですね。
でもうちは管理会社から業者様へ仕事の依頼ができるので、災害があっても1ヶ月ぐらいで修繕できました」。

多くのお部屋があって、そこにお住いの方がいて。
いろんな仕事や問題に対応すべく、社員さんのお仕事もスタンスも様々なのでは?
「製造業の方ですとできたものに価値があります。

うちはサービスが全て、すなわち人が全て。
お客様から愛される人になりたいですね。
何か違うことをしないとと思います」。

社員さんのモチベーションを上げるためにしていることは?
「社内で"ありがとう運動"をしています。
私が書いた文字が印刷されている『ありがとうバッジ』をつけていましてね。
仲間同士だとありがとうっていう言葉はなかなか言いにくい。
だから誰かに何かをしてもらったらありがとうのカードを作って総務に集めて、そのいいことをした人にありがとうカードを渡す。
ありがとうカードたくさんもらった人を表彰しています。
誰かがあなたを見ているよ、という感覚を出しています」。

女性社員に対しても取り組みがあるのだとか。
「社内女性活躍ミーティングというものがあります。
女性向きの仕事とは思いつつも、女性が少ない仕事でもあります。
女性に集まってもらって問題を解消していくなどの集まりです。
実は女性だけじゃなくて外国の方、高齢の方など様々で、『大阪市LGBTリーディングカンパニー』の第1号の認定も受けました。
お部屋探しをされる方はいろんな方がおられます。
その方々のお部屋探しの一助になれたらと思います」。
他にも運動会やバーベキュー、同好会、17時に帰れるような取り組みなど様々です。

たくさんの取り組みをされていますが、どのような背景から生まれたのでしょう?
「私どもの会社は祖父がスタート、父を経て、私。
その途中はいいことばかりではなかったです。
今から30年前は大変でした。
その時にどうすれば全社一丸になれるかを考えました。
私が社長になったのが1999年。
会社の誰もがどんな人でも何歳になっても活躍できる会社にしたいと思ったんですよね。
昔は私の会社も歩合制でした。
それも30年ぐらい前にやめました。
私が理想とする会社とは違う。
私は理想とする会社をジャガイモ集団と呼んでいます。
デコボコしていて出てたり、ヘコんだり。
それぞれ個性があります。
斉一にやることで大きな波を乗り越えていけるのではないかと思うんです」。
その思いが伝わったのか、現在のユニークなスタイルをもつ会社に。
「社員さんの誕生日に図書券をプレゼントしているんです。
実は昨日、見慣れない電話番号から電話がありましてね。
出たら新卒の社員から図書券が届いたというお礼の電話でした。
新卒の社員が社長に電話できる環境になったのかなと嬉しかったですね(笑)」。

会社の歴史は次週に続く...。

竹原編集長のひとこと

社長の会社の理想を社員と作っている。
一丸となって、を体現されていますね。