2018年

4月22日

100年企業が挑む砂糖のこれから

先週はスタジオで黒糖蜜をかけたお豆腐や牛乳を黒糖蜜で割った、新しい砂糖の使い方を教えていただきました。
砂糖は食には欠かせないものですが、昨今のお砂糖事情はいかがでしょうか?
「お砂糖は1gで4kcal。
1970年の砂糖の消費量は年間30kgだったんですが、今は半分の16kgになっています。
それにも関わらず、糖尿病の人が増加しています。
飽食の時代でいろんなものを食べすぎているのかもしれませんね」。

私たちの体は何らかの形で糖分を摂っています。
しかし、その摂取量が減って悪循環を生んでいると上野社長は仰います。
「小腸で吸収されるときはブドウ糖になるんですが、これは脳と筋肉に使われるんです。
最近の人工甘味料は感じる甘さとしてお砂糖の何倍も甘いんです。
しかし、それがエネルギーとして脳に届かない。
だから色んなものを食べて脳にエネルギーを送ろうとするんです。
だから食べる量が増えてしまっているのかもしれません」。

料理の“さしすせそ”のお話も。
「煮炊きものをするときに、最初に砂糖を入れますよね。
お砂糖の分子量と塩の分子量の大きさが違うので、先に砂糖を入れると味が染み込みやすいのです。
うまく使うととても豊かで健康的な食生活になると思いますよ」。

改めて上野砂糖株式会社の歴史ですが…。
「祖父が大正2年に創業しました。
社訓として“良品は人を呼ぶ”“信用は宝”と今にも伝わっています。
私が気象協会にいた時に昭和58年に火災に遭ったことがありました。
砂糖は炭素なので燃えるんですよね。
これで終わりかなと思ったこともありましたが1週間で仮復旧。
よく乗り越えたと思います。
やはり信用という宝物のおかげですね」。

長い歴史を持つ会社ですが、時代と共に変わってきたことなどはありますか?
「営業マンが色んなお客さんに会いに行ってお話を伺います。
今はお客さんが求めるものを具現化しているということですね。
国産原料にこだわったものが欲しいと言われれば、それを作ります。
お客さんの声を聞き、社長が指示を出す。
私たちが作って、それを売る時代は終わったと思っています。
求められるものを作ってお買い上げいただくということです」。

上野砂糖株式会社にはかわいいキャラクターがありますね。
「ベビー印ですね。
父が考えたものです。
安心安全を訴えるイメージを具現化したものです。
ちなみに僕が入ったときは座っているキャラと、ハイハイしているキャラがあったんですよ」。

砂糖のスペシャリスト、上野砂糖株式会社は今後、どのようなビジョンをお持ちですか?
「お砂糖の良さをもっと知っていただけるよう頑張っていきたいですね。
使い方次第で生活が豊かになりますし、何より、甘いものを食べると幸せな気分になります。
そして皆様の体を砂糖の力で活性化してもらいたいと考えています」。

砂糖の力で日々の暮らし、そして人の体も支えます。

<プレゼント>
上野砂糖株式会社さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「災害備蓄用 焚黒糖」を5人の方にプレゼント!

≪ 宛先 ≫
※ メール :  akarui@mbs1179.com
※ FAX  : 06−6809−9090
※ハガキ :  〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
       「 焚黒糖 プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

100年企業の上野砂糖株式会社
老舗だからこそ新しいことをやっていこうという姿勢が素晴らしいですね。