2015年

11月29日

アスリートも注目する コーマ株式会社吉村盛善社長が語るソックスへのこだわり

今週のゲストは松原市に本社を構えるコーマ株式会社から、代表取締役社長の吉村盛善さん。
国内で唯一の一貫工程で作る高品質ソックスメーカーです。

「まだ世の中が足袋を作っていた時代に僕らは靴下を作っていました」と吉村社長が仰るほど会社の歴史は長く、創業は大正11年。
日常使いする靴下にこだわり続けたコーマ株式会社だからこそ生まれた商品があります。

それは『3Dソックス』。

「3Dソックスは10年ほど前から作っていますね。
一般的な靴下は筒状ですよね。
でも実際の足は丸いところもあれば、出っ張っているところもある。
とても複雑な形をしていますよね。
そこにフィットしてくれるのが3Dソックスなんです」

この3Dソックス、一足の中にいくつもの特許があるそうです。
「足と靴の間にソックスがある。
踏んばるときに普通のソックスだと靴の中で滑ってしまうんです。
本当の力が出せない。
短距離なんかだと困りますよね。
でもこの3Dソックスならば足の部位によって伸縮度合や素材を変えてあるんです」
伸びてほしいところはゆとりができ、伸びてほしくない土踏まずの部分は、ソックスがサポートしてくれます。
実際にアスリートに着用してもらい、改良に改良を重ねた賜物です。

ここまで来るまでにはご苦労もあったそうで…。
「頭ではできると思っていても、実際に生地に落とし込むと違うんですよね。
完成まで難しい関門をいくつも超えました」。
その甲斐あって、今では多くの有名アスリートも愛用するコーマ株式会社の『3Dソックス』
「やっぱり自分たちが作ったソックスを履いているアスリートは応援してしまいますね。
力が入りますよ(笑)
職業柄、アスリートの足元もすごく見てしまいます(笑)」

縁の下の力持ちならぬ、足の下の力持ち。
コーマ株式会社の『3Dソックス』はアスリートの味方です。

竹原編集長のひとこと

靴下を進化させるという着目点が素晴らしいですよね。
コーマ株式会社の努力と情熱ならば、これから更なる進化があるかもしれませんね。