オーミケンシ株式会社 環境素材営業部
次長 森本裕太さん
https://omikenshi.co.jp
オーミケンシ株式会社 環境素材営業部
次長 森本裕太さん
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東邦インターナショナル株式会社
代表取締役 飛永勝也さん
https://www.toho-intl.co.jp/
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
今年もこの季節がやってきました!
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!
今週のゲストは、オーミケンシ株式会社 環境素材営業部 次長 森本裕太さんです。
■おしえて! オーミケンシの仕事
「創業は1917年で蚕のシルク産業から始まりました。
シルクに似たものを人が作ったのがレーヨン繊維、人絹です。
オーミケンシの"オーミ"は滋賀県の近江で、"ケンシ"は絹の糸から来た社名で現代風に変わったという流れがあります。
歴史のある繊維会社ですが最近は色んなことをやっています。
セルロースからレーヨンを作ってきましたが、セルロースを様々な形に変える技術を持っているので繊維以外にも2016年から食品も展開しています。
セルロースからできているので糖質ゼロでカロリーも非常に抑えられ、植物繊維も豊富です」。
特に女性の皆様に人気で、30代以上の方に多く召し上がっていただいています」。
スタジオに持って来ていただきました。
「『ぷるんちゃん』という商品名で展開しています。
粒タイプの形状の中華粥と鶏塩味のラーメンのような麺商品です。
通常の粥に近いものですが糖質とカロリーが1/4に抑えられています。
健康に気をつかわれている方やダイエットをされている方にオススメです。
パッと見た目に分かりにくいのですが、お米も入っているのですが、お米と違う粒も入っています。
麺の方は弾力があって満足感を得られます。
賞味期限も結構長いです。
現在、スーパーやインターネットでも販売しております」。
長い歴史を持つ会社ですが転機は?
「1つのきっかけは食品分野への展開です。
食べられるセルロースを作り出したのは我々の歴史の中でも新しいことでした。
食べられるセルロースを違う形で作ったのが大阪・関西万博に出展しようと思っている素材につながるので色々変化が生まれましたね」。
■培った技術を世界へ発信! 万博でどんな展示をするの?
「我々は株式会社 OUTSENSEさんと共同出展します。
OUTSENSE様は東京に本社を置くスタートアップ企業で、折り工学に基づいた"折る"という技術を様々な分野に展開している会社です。
例えば宇宙に行くロケットに載せるもの。
搭載できるものは限られるので折ることによって、人が住む家みたいなものをコンパクトにして宇宙に持って行って広げて展開する。
未来は宇宙に住むということもNASAとも協力しながらやっておられる会社で、"折る"という技術と、我々の素材『マグネイチャー』がコラボします」。
この『マグネイチャー』とは?
「食べられるセルロースですが、これを紙に塗っています。
食べられるものを塗っているので安全性は非常に高い。
手元に2種類の紙があります。
1枚は普通の紙、もう1枚は『マグネイチャー』を施した我々の紙です。
実質、同じ紙という定義になります。
『マグネイチャー』の紙はセルロースを塗っているのでツヤがあります。
それぞれに油を一滴、垂らします。
普通の紙は油が染み込んでいきます。
それに対してマグネイチャー紙には油が染み込みません。
油を拭き取ることもできます。
今回作ったマグネイチャー紙っていうのは油に強い紙なんです。
セルロースっていうのは紙の成分と全く一緒なんですね。
紙の成分=セルロースなのですがそのセルロースを塗っているだけなので紙成分と同じ。
紙100%という定義ができるわけです。
別でよく見かけるテイクアウト用の紙容器をお持ちしました。
これも内側にはツヤがあります。
実は油などが染み込まないようにプラスチックを塗っているんです。
これに対して我々のマグネイチャー紙はプラスチック素材を使っていない。
つまりは100%の紙。
日本の容器リサイクル法っていう法律があるんですけど、49%プラスチックを使っていても紙っていう定義をしてしまいます。
消費者の皆さんは、プラスチックを塗った容器も"紙"と誤解されています。
実は半分ぐらいプラスチック。
そういった現状があります」。
このマグネイチャー紙で万博へ。
「OUTSENSE様の折り加工を用いて、例えば折りたたんで捨てることができたり、使う時に広げて使えたり。
そのシーンに合わせて使い方が変えられるような容器。
自在に折ることができる紙ならではの特性を生かして、自分でカスタマイズできるようなものとかも作っていけたらなという風に考えています。
OUTSENSE様の折るという技術は平面の紙を立体にすることです。
ブースも紙にこだわっていきたいっていうコンセプトがあります。
壁面も紙で作ったOUTSENSE様が折った立体模様で全部設えようと思っています。
紙で作ると運ぶ時に軽いですし、最終的にはリサイクルもできます。
折り方によって強度も出ます。
そういう意味では紙の可能性は環境に優しいということだけじゃなくて、メリットが色々ある素材だと思います」。
■オーミケンシが見つめる未来の環境
「環境先進国であるヨーロッパの国々。
ヨーロッパは95%紙の成分でないと紙とは云わないんですよね。
日本では49%のプラスチックが入っていても紙という定義になってしまう。
本当に環境のことを考えていこうとした時には、プラはプラ、紙は紙っていう風に使うべきだと思うんです。
我々は紙100%を作る。
機能的にも紙とプラスチックを組み合わせたものの代わりになる素材。
紙とプラをしっかりと分ける使い方ができるものになっています。
ヨーロッパのように今後地球環境を考えていくとそれが一番、良い選択肢だと思っています。
我々の素材を色んなところで活用してもらいたいですね」。
大阪・関西万博への意気込みを聞かせてください。
「環境についてひとりひとりの方が考えられる機会、きっかけを作りたいという思いがあります。
それと共に現在進行形で今までにないようなものを作ろうとしているので、ワクワクすることも大事にして大阪・関西万博に向けて頑張っていきたいと思います」。
5月27日〜6月2日、大阪ヘルスケアパビリオンのリボーンチャレンジ内での出展となります。
<プレゼント>
『ぷるんちゃんシリーズ・中華がゆ/ぷるんちゃん麺・鶏塩味/折り紙シート』をセットにして5人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
※ メール : akarui@mbs1179.com
※ FAX : 06−6809−9090
※ ハガキ : 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 オーミケンシ株式会社 プレゼント 」係
・当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
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池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!