株式会社新免鉄工所
代表取締役社長 新免謙一さん
https://www.100nensabinai.jp
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
今年もこの季節がやってきました!
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!
今週のゲストは、株式会社新免鉄工所の代表取締役社長 新免謙一さんです。
■新免鉄工所の得意技
「金属の表面処理加工を行っております。
主に鉄をサビから守る会社です。
鉄についているサビとか油、それから塩分、油分など旧塗膜を綺麗に取ってから、錆びないコーティングをします。
コーティングをきっちり乗せることによって、普通にペンキを塗るよりも長寿命になります。
現場も行きますし、工場の方でも施工させてもらっています。
主に大型のものを得意としていまして、橋や高速道路、パラボラアンテナ、電車の車両なんかもやらせていただいています。
例えば名神高速道路の京都・大山崎ジャンクションなどに入らせていただいています」。
2021年1月にもご出演いただきました。
コロナ禍を経て変化などはありましたか?
「働き方を変えなければならない時代になりました。
会社にDX事業部を作ったり、社内オリジナルのIoTを進めたり。
各々の端末でデータが見られたり、情報がわかったりっていうところの主に情報の共有ですね。
その道の専門の人も入っていただいて一緒に進めています。
■大阪から世界へ 鉄鋼所の挑戦
「表面処理をすることは、非常にきつい作業です。
鉄粉を高温で吹きつけるブラストというものです。
それをレーザーに置き換えられないかというところに着目しまして。
電気の力だけで表面処理を行うことを研究しています。
レーザーの当て方によって母材を傷つけないで塗膜の汚れとかを取るなど色んな使い方ができることがわかってきました。
それでブラストと同じ表面を作れるように今研究しています」。
万博ではどのように展開されますか?
「実際、現場では高所作業をすることがあります。
特に明石海峡橋の主塔のてっぺんであったり。
実に300mあります。
東京スカイツリーですと600mほどあるんですが、あの高所での補修作業っていうのは非常に厳しいものがあります。
それをロボットで表面処理を行って補修できないかっていうところ。
それを30年後の未来ということで皆さんに見ていただこうと思っています。
表面処理の機械と集塵器をつけた吸引式の掃除機を搭載したロボットが壁にへばりついて自分で登っていくようなイメージです。
何となく実現できそうなところまで来ています。
それを展示できればと思っています。
私の知っている限り、世界初の技術になります」。
社員の皆さんの反応はいかがでしょうか?
「実は本業とは別ラインで動いていますのでお金になるかどうかもわかりませんし、あんまり社員には負荷をかけないようにしています。
私ともう1人、2人でやっています。
大手企業さんなどと提携を結んだり、大学と共同研究というところで進めています。
これが本業と同じぐらいの規模になってきたらみんなでもっと盛り上げていきたいと思っています」。
■日本の鉄工技術 さらなる進化とは
「自然災害や異常気象からくる事故はインフラの老朽化、腐食が起因してることも多いんですよね。
それをいかに少なくしていくかっていうところ。
人手も減っていますし、中々生産性も上がらない。
新しい設備投資も大切なんですけれども、今あるものを大事に長く使っていくところに製造業の未来があるんじゃないかなと考えています。
従来の方法も非常に良いんですけれども、それで直せない箇所は新しい技術のレーザーを使って補修していく。
そういった2本立てで日本のインフラを守ることができたらと思っています」。
従来の技術と最新のレーザー技術を共に活かす。
「上からペンキを塗るぐらいの補修でしたら見た目は綺麗になるんです。
しかし時間が経つとポロッと取れちゃうんです。
虫歯と一緒ですね。
悪いところを全部削ってから被せないといけない。
根本的に鉄素地を出して綺麗にしてからっていうとこですね」。
レーザーの技術は他にも活かすことができますか?
「何十年後かになるかもしれませんが、皆さんのご家庭にレーザー機がある時代が来る可能性もありますよ。
お掃除に関しては非常に優秀です。
洗剤不使用、光しか使いません。
トイレの黄ばみを落としたり、油分も塩分も綺麗に落とします。
換気扇の掃除やバーベキューで使った網も綺麗になります。
あとは表面に粗さをつけることもできます。
塗装をめくるだけで母材を傷つけない方法ですが、ある程度凹凸をつけることができるということです。
これをすることによって滑り止め効果を持たせることができます。
例えば雨の日のマンホールや溝蓋、マンションの階段など滑りそうなところに滑り止め効果をつけることもできるんじゃないかと考えています。
母材は鉄、アルミ、ステンレスにも使うことができます。
ステンレスですと腐食も入りませんので、滑り止め効果を持たせると半永久的に滑らない階段が出来上がるかもしれません」。
人手、人材不足の話がありました。
「今は海外の方にもお手伝いいただいています。
注目していただけるようにSNSを通じて対外的に発信していきたいのと、こういう万博という機会をいただきましたので、若い方にたくさん見ていただいて未来を体感してもらって、"中小企業もええやん"と思ってもらえれば嬉しいですね」。
大阪・関西万博へ向けて意気込みをお願いします。
「昔、ポートピア博覧会と花博に行ったことをよく覚えています。
新しい技術も驚きましたが、簡単に世界旅行のような体験ができて、自分が見たことのない色んなものに触れ合える。
万博は本当に素晴らしいものだと思っています。
子どもにも見ていただきたいですね。
今回の『GUTSU GUTSU CHALLENGE』では32社が頑張っています。
本当に素晴らしい技術ばかりなので、そちらもご覧いただいて"関西の中小企業はやるで"というところも、見てもらえればと思います」。
5月27日から6月2日に大阪ヘルスケアパビリオンのリボーンチャレンジ内での出展となります。
従来のブラスト技術とレーザーを使った最新技術。
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
今年もこの季節がやってきました!
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!