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『ウミガメを待つビーチ』
日時:11月23日(日) 午前10時〜午後3時
場所:SENNAN LONG PARK(泉南ロングパーク)
料金:入場無料
●きれいな海と砂浜にすべくビーチ清掃や、稚魚の放流などもあります。
●さかな芸人ハットリさんのトークショー&キッチンカーで外来種を美味しく料理

2025 
12 14
日曜日 

老舗のハサミはロボットとヒトの感性が生み出す

ゲストは株式会社近正の代表取締役 和田祥一さん。
まずは事業内容から伺っていきましょう。
「大阪・堺で1910年から園芸ハサミの製造をしております。
主に枝を切る園芸用のハサミ、果物や野菜、お花を切るハサミがメインのメーカーです。
商品はホームセンターさんにも置いていますが、プロの方への製品としてスタートしています」。

スタジオにいくつか製品をお持ちいただきました。
「まずはお花用のハサミ。
フラワーショップとか教室なんかで使うハサミです。
色は黒が主流です。
汚れも目立ちにくいところもあります。
うちの製品の特徴でもあるんですが、刃の合わせのところはすごく軽くしています。
初代の時代から軽くてスパッと切れるハサミ。
あと園芸のハサミで果樹なんかにも使うハサミです。
先の尖がったハサミで昔からある目切りバサミという手入れ用。
果樹の場合は粒(実)を切って落とす作業 "芽切り"をします。
"摘粒"とも言うのですが、芽を摘んだ後の粒が、できすぎても栄養が分散しますので間引きをするんですね。
これはその時のハサミです。
私どもの製品で1番シェアの高いのは『ぶどう手入れ鋏』。
食用もワインも、ぶどうだけは剪定以外のお手入れも収穫もほとんど1つのハサミで行うんです。
柄の部分に目盛りが入っています。
お手入れの時、ぶどうは品種ごとに生育途中の大きさの目安があります。
それを図るものです。
世界中で栽培されているぶどうに、このハサミをお使いいただいています」。

すごく大きなハサミも。
「枝を間引く作業に使う剪定バサミです。
大きいですがとにかく軽く作っています。
電動のハサミもあります。
バッテリーがついていましてトリガーを握ってもらうと切ることができます。
トリガーを握る角度によって刃の開閉スピードが変わりまして、安全にも考慮しています」。

現在、何種類ぐらいのハサミがあるのでしょうか?
「今はおよそ80種類。
販売傾向を見て廃版にもしますし、また新しいのも作っていきます。
果樹によってもハサミは違いますし、野菜でもピーマン、ナス、玉ねぎそれぞれに合ったハサミがあります」。

今は剪定の時期なのですが新製品があります。
アンビル型と云いまして要は包丁とまな板の考え方。
刃が合わさってないんですよ。
この型が今だんだん広がってきていますね。
普通、ハサミは刃が合わさっていますが、そうするとどうしてもあの右利き用と左利き用のハサミが生まれます。
このアンビル型は右も左も共通なんですね。
そして切り口が綺麗です。
まな板で切ったようにストレートで切れます」。

ハサミの製造はとても繊細なイメージがあります。
「そうですね、やっぱり精度は求められます。
そうでないとハサミになりませんからね。
うちは職人がずっと作るというよりも、ロボットでの製造が多いんです。
一般に見られるのは車の製造ラインにもロボットがスポット溶接などをやっていますよね。
ああいうイメージです。
社内にロボットが60台あります。
正社員だけで62人ですから、働き手がこちらはロボットですので夜中も動いています。
製造はロボットで、五感を使うような感性の世界の方はロボットにはできませんから、品質管理や見た目、それと感覚的なところは人間がやります。
ハサミの場合どうしても、刃の合わせがあるので握った時に軽いとか重たいとかあります。
そういった感覚的な部分は人間が全部担当します。
なかなか手作りでは規模が大きくなりにくいと思いますね。
手作りだと人をたくさん入れなければならない。
それに対して自動化にするとロボットにできるところはロボットの手で埋めていく。
初代はそういう"鋼づけ"という所謂、鍛治のトンチンカンチンの世界でした。
そこから二代目、三代目で自動化・大量化にしまして、私の四代目でもう無人化の方に。
初代が50年以上やっていました。
そこからで、二代目、三代目となると35年くらいですかね。
私で社長になってもうすぐ20年になりますから」。

ロボット化、無人化はかなり早かったのでは。
「私はサラリーマンを3年半くらいしていました。
そこで機械設計の勉強をさせてもらって、その後、そのノウハウを近正に持ってきました。
それまでの作り方を見ていてこれからの時代は変えていかないと、と。
父がやっていた自動化を無人化の方に進めて、私が当時27歳ぐらいの時にもうすでにロボットを入れ始めました。
ロボットメーカーさんには"業界では最初です"と言われました」。

会社の歴史は次週に続く...。

竹原編集長の一言

ハサミという形の変わらないものを進化させておられます。
ロボットとヒトが力を合わせて作っているのっていいですね。
しかし、お作りのハサミは驚きの軽さでした!

竹原信夫プロフィール
日本一明るい経済新聞編集長

昭和23年10月29日生まれ大阪府出身
昭和46年3月 関西大学社会部マスコミ学科卒

大阪商工会議所会員紙「大商ニュース(日本一明るい企業情報)」編集協力。
平成22年7月から吉本お笑い総合研究所コンサルティングフェロー、NHKテレビ「おはよう関西」元気な中小企業コーナーに出演中。

松川浩子プロフィール
MBSアナウンサー

1977年3月30日生まれ 兵庫県出身聖心女子大 卒、1999年入社。
「ちちんぷいぷい」「せやねん」などの人気番組に出演した後、現在はテレビ番組「医のココロ」、ラジオでは「上泉雄一のええなぁ!」(水)にレギュラー出演中。
特技はダンス全般。6歳でクラシックバレエを習い始めたことをきっかけに、ジャズダンス、日本舞踊、ストリートダンスなどを体得。
ヨガインストラクター、アロマテラピスト、日本語教員など様々な資格を持つ一面も。

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