株式会社アイ・ブレインサイエンス
事業企画部長 藤本淳司さん 事業企画部
田中美妃さん
https://www.ai-brainscience.co.jp
株式会社アイ・ブレインサイエンス
事業企画部長 藤本淳司さん 事業企画部
田中美妃さん
https://www.ai-brainscience.co.jp
サラヤ株式会社 取締役・デジタルヘルスケア事業本部
本部長 板良敷朝将さん
https://www.saraya.com
株式会社LAiF 技術開発顧問
北風政史さん
https://laif-osaka.com
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
今年もこの季節がやってきました!
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!
今週のゲストは株式会社アイ・ブレインサイエンスの事業企画部長 藤本淳司さん
事業企画部の田中美妃さんです。
■脳を科学する会社 どんなお仕事をしているの?
まずは事業の内容を藤本さんに伺います。「2019年に創業した大阪大学発のスタートアップ企業で
医療機関や一般社会に向けた脳の健康度計測アプリシステムを作っている会社です。
大阪大学の医学系研究科の研究成果から生まれたアイトラッキング式認知機能の評価法を用いたもので
およそ3分見つめるだけで認知症の診断補助に役立つものです。
アイトラッキングとは視線情報を記録する技術で
目の動きで診断補助ができる技術です」。
「アイトラッキングは視線情報を記録する技術ですが
認知機能を評価する問診式検査をデジタル化しました。
問診式だと答えがあっているか間違っているか
迷う時間差に脳の健康度の差があると考え
アイトラッキングを使うことで迷う方の時間差
認知機能の細かい差を確認できるシステムになっています」と田中さん。
実は収録前に松川さんが体験。
結果は76点でした。
田中さんこのスコアはいかがでしょう?
「初めてで76点はすごく高得点です。
100点満点ですがどれだけ答えを見ることができていたかの評価なので
100点を取れない仕組みになっています。
竹原さんもうちの代表と一緒にやっていただいて高得点だったと聞いています。
認知機能はすぐに良くなったり悪くなったりするものではないので
継続的に脳の健康チェックをするのは大事だと思います」と田中さん。
どういったシステムになっているのでしょう。
藤本さんに伺います。「iPadのカメラを使って
視線の動きをみてどこを見ているかをトラッキングして計測します。
それによってアプリで計測をしています」。
この技術は池田泉州銀行のイノベーション研究開発助成金を受賞しています。
体験した松川さんは画面の四隅を見るにあたってその視線が迷ったところも計測されていたと語ります。
「迷った軌跡はすごく大事で
そこに認知機能の差があると考えています。
ビッグデータを使って認知症の診断モデルに繋がるような開発も進めています。
今後診断補助の医療機器として地域のかかりつけ医など認知症診療の現場で使っていただけたらと考えています。
人手が足りないところでも簡単に誰でもできるのが大きなポイントですので
色んな場所で使っていただけたらと考えています」と田中さん。
■健康寿命を伸ばす! 脳の健康度計測アプリ『MIRUDAKE』
田中さんに伺います。「『MIRUDAKE』は一般向けのアプリですが
大日本印刷さんの証明写真機のコンセプトとコラボレーションした形で
万博ではプロトタイプモデルみたいなものをやりたいと考えています。
街中でよくある証明写真機にアプリを入れる形です。
証明写真は撮れませんが証明写真機を模したボックスを用意します。
来場者にはそちらに入っていただいて
見つめるだけの脳の健康チェックをしていただき速やかに結果をお渡しします。
まるで証明写真機の中で脳の健康チェックができるような感じですね。
脳の健康チェックの問題自体は3分ぐらいを予定していまして
トータルでおよそ5分の体験になります。
お子様や外国の方にも体験していただけるよう
言語の対応なども鋭意準備を進めています」。
証明写真機のボックスは身近ですね。
「証明写真機はスーパーの横とか駅の近くなどどこにでもありますよね。
写真を撮る時必ずカーテンをピチッと閉めて撮るので
身近な場所にあるパーソナルスペースなんです。
脳の健康チェックは心理的にもちょっとドキドキする所もあります。
そこで『MIRUDAKE』では手軽に自分の脳の健康チェックができますし
証明写真機という仕切られた空間でできるということで
この形はいいなぁと思います」。
■私たちの健康寿命 科学の力でどこまで伸びる?
「健康寿命を伸ばすために大事なのは
普段から自分の体のことをよく知ること
そして病気のことをよく知ることです。
病気への知識があれば家族や患者さんの理解にも繋がって適切なケアができます。
普段から自分の健康状態を把握することは
"もしかして"と思うきっかけ作りです。
健康状態を把握することで日々の安心にも繋がったり
健康状態を意識することで疾病の予防活動にも繋がります。
我々も実際に『MIRUDAKE』を通して
認知症バリアフリーの改善や予防活動のきっかけ作りになればという願いもあります」と田中さん。
「街中のどこでも脳の健康度が計測できるような世の中にしたいなと考えています。
時間があるからちょっと診ていこうといった感じですね」と藤本さん。
会社として健康づくりでやってみたいことは?
「会社としては『MIRUDAKE』を通して脳の健康を知る機会提供。
そして様々な神経疾患にかかるような医療DXに今後も取り組んでいきたいと考えております。
医療にとどまらず健康経営にも着目しておりまして
最近大きな社会損失も課題となっております鬱病やADHDといった
精神・神経疾患の診療支援にも役立つようなシステムの開発も注力して進めております。
高齢者の方々のみならず
働く世代の皆様の健康も支えていけるような会社になっていきたいと考えています」と田中さん。
最後に大阪関西万博に向けての意気込みをお願いします。
まずは藤本さんから。
「万博は我々の技術を未来へ示す実証の場と考えています。
今回の万博出展は弊社といたしましても1つの挑戦と考えています。
少しでも皆さんに脳の健康チェックが身近になる未来を体験していただきたいと考えております是非ご来場ください」。
そして田中さん。
「今後万博に自分たちが出展できる機会ってそうそうないと思います。
今回このような機会に巡り合うことができたっていうところはすごく嬉しく思っていますし
会社の成長のきっかけになっていると思います。
今回の出展を機に認知症というものを日本のみならず世界の方に知っていただくような機会にできたらなと思っています。
是非遊びにいらしてくださいがんばります!」
6月3日から6月9日に大阪ヘルスケアパビリオンのリボーンチャレンジ内での出展となります。
サラヤ株式会社 取締役・デジタルヘルスケア事業本部
本部長 板良敷朝将さん
https://www.saraya.com
株式会社LAiF 技術開発顧問
北風政史さん
https://laif-osaka.com
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
今年もこの季節がやってきました!
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!