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上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」 |
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| 【2026年5月16日 放送分】 |
2026年5月16日 |
【巻】…16・3809
【歌】…商変し 領すとの御法あらばこそ わが下衣返したまはめ
【訳】…商変し領すとの天下の法律がありましたならば私の下着をお返しになるのもよいでしょうあんな法律ありましたっけ 【解】…今回は法律に関する珍しい歌をご紹介しました。不良品であれば、返品は可能ですが、歌の中のような そんな法律はありません。当時、親密な関係になった男女は、女性が下着を送るのが習慣だったそうですが、な ぜ「法律」という言葉が出てくるかというと、相手が天皇だったからです。送ったものを送り返すなんて、そんな 法律ありました?少し話し合いませんか?という、なんともユーモアとウィットに富んだ歌で気品のある方だった のではないでしょうか。
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| 【2026年5月9日 放送分】 |
2026年5月9日 |
【巻】…16・3807
【歌】…安積山影さへ見ゆる山の井の 浅き心を わが思はなくに
【訳】…安積山影までも見える山の井のような浅い心であなたさまを思っているのではありません
【解】…あの時あーしておけばよかったなと後悔することは、誰しもあるかと思いますが、これは成長している証だそうです。今回の歌は前采女が詠んだ歌をご紹介しました。安積山は、福島県郡山市と猪苗代湖の間に位置する奥羽山脈の山です。安積山の影までも映し出す山の井戸のように浅い心で、私はあなたを慕っているのではないのです(心から深く思っているのですよ)という意味になりますが、景色と心情が織り交ぜられ、とても 風流な感じがする歌ではないでしょうか。
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| 【2026年5月2日 放送分】 |
2026年5月2日 |
【巻】…16・3802
【歌】…春の野の下草なびき われも寄り にほひ寄りなむ 友のまにまに
【訳】…春の野の下草がなびくように私もあなたに心を寄せましょうお友達と一緒に
【解】…連休が続くと上野先生は声帯が少し弱まるそうで、普段からトレーニングが必要が必須とのことです。奈良時代にも竹取物語があり、そんな今回の歌は竹取物語にまつわる歌をご紹介しました。9人の乙女たちがピクニックをしていた所で、翁の歌を聞いた乙女がいたく感動し、全員が身体を寄せたという歌です。我々が普段思っている竹取物語とは異なりますが、こんな「おじいさんモテモテ物語」みたいな歌も存在したそうです。
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| 【2026年4月25日 放送分】 |
2026年4月25日 |
【巻】…15・3730
【歌】…恐みと告らずありしをみ越路の手向に立ちて妹が名告りつ
【訳】…恐ろしさに言わずにいたのにみ越路の手向に立って妹の名を呼んでしまった
【解】…4月も後半になり、新しい生活に馴染んできた方も多い季節でしょうか。番組では、しばらく旅の歌が続いています。現代の旅は早く安全にという感じですが、当時の旅はいつ何時危険が生じるか分からず、度々祈りを捧げた道中だったそうです。「手向(たむけ)」とは手を合わせて神仏への供え物や旅人への餞別を指す言葉、当時は、結婚をした人にしか名前を教えなかったそうで、この歌では神様へ捧げる物がないので、女房の名前を捧げた歌になります。
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| 【2026年4月18日 放送分】 |
2026年4月18日 |
【巻】…15・3724
【歌】…君が行く道の長手を繰り畳ね焼きほろぼさむ天の火もがも
【訳】…あなたがゆく長い長い道のりを折って重ねて焼きほろぼしてしまう天の火がほし い
【解】…今回は万葉集の中でも1.2を争う人気のある歌を詠んでみました。上野先生も生徒によく教える歌だそうです。「長手」は「道のり」、「繰り畳ね」は「折って重ねて」と訳しました。この歌は、距離がテーマになっており、物理的な距離、時間的な距離、心的な距離が含まれた歌になります。現代では気軽に連絡がとることができますが、今の時代では生まれることがないであろう情熱的で願望が込められた歌をご紹介しました。
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